本日で小4カリキュラム終了

本日をもってサピックス小4カリキュラム、P算数オンライン小5カリキュラムが終了となります。

楽しくもあり・同時に苦しくもあり、色々と試行錯誤した1年間でしたが、そのおかげで小5に向けた学習の取り組み方にいろいろと役立てそうかなと思っています。
でも振り返ってみると、「まだまだ雰囲気的に緩くて、中学受験本番って感じはないな」という感じでした。3年生の時よりかは確かに受験に向けた技術をしっかり磨いていく必要はあるのですが、それでも3年生の延長という感じが全体的にはしました。それは「身の回りの物事に関心を持ち、具体的なイメージを沸かせるようにする」という4年生の学習方針が影響しているのかなとは思います。サピックスの塾生活も春先までは「うっ」と来るような時もありましたが、それ以降は大した負荷も感じることなく家庭学習に取り組むことができました。また、週末はいろいろなところに出かけたり、旅行をしたりすることもできたので、そういうことも3年生の延長っぽく感じさせたのかもしれません。

4年生の秋には、始めて中学校の文化祭に娘と行きました。今年度は桜蔭・女子学院・豊島岡・浦和明の星・フェリス・渋幕の6校を訪問しました。ここで初めて中学校の存在を意識するようになったと思います。秋の頃は特段どの学校に行きたいという希望はない様子でしたが、最近はちょっとずつ志望校というものを持ち始めているような気がします。先日サピックスの保護者会で、志望理由なんて「制服がかわいいとか、そんなんでもいいじゃないですか」話がありました。本当にそう思います。「偏差値が一番高いから」じゃなくて全然いいのです。例えば娘の偏差値が65くらいあったとしても、「制服がかわいいからフェリスいきたい」でも全く問題ありません。サピックス側としては御三家の人数が人事評価に関わってくるでしょうから今後御三家に誘導してくるかもしれません。個人的にはそれにのってはだめだと思います。子供なりの正当な志望理由があればそれを尊重した方が人生幸せになります。(もちろん私が持っている学校の情報をすべて付け合わせた上での選択にはなりますが。)フェリスに行くと桜蔭に行くよりも東大進学可能性が下がるのでしょうか?私の経験では、「それはない」です。どの学校に進学しようが努力を継続できるかで東大進学確率は決まります。結局のところ大学進学はどこの高校にいたかではなく、自分がどう努力したかで決まるからです。しかし、娘が現時点で偏差値50しかないとすると、「制服がかわいいからフェリスに行きたい」という選択ができなくなります。選択肢が狭まるというのは人生のどの場面においても悲しい事です。だからこそ、現時点では選択肢を最大化するべく日々研鑽を積んでいるのです。

さて、話は変わりますがせっかくの節目ですのでこの一年娘の横に座り続けて感じた私なりの知見について書き留めておきます。

【サピックスについて】

  • 算数はサピックスのテキストだけで良い。どうしても別のパターンで問題を解かせたい場合のみ他教材を使う程度。
  • 算数は間違えた問題の解き直しをひたすら繰り返すのでOK。テキストの問題が全て定着すると、かなり高いレベルにまで到達可能。
  • 授業前テスト(基礎力定着テスト)はとにかく100点をとることにこだわった方が良い。
  • 国語は言葉ナビ以外にも語彙ドリルをやった方が良い。語彙力命。(これは受験直前期まで同じかと思います。)
  • Aテキストを特に丁寧にやる。日本語文法の習得は非常に大切。また、接続詞の理解はこれでもかというほど繰り返しやった方が良い。
  • Bテキストはできる限り全問こなす。
  • 「白地図トレーニング」の先取は不要。授業と同じスピードで学習するのが一番効率が良い。
  • とにかく色んな所に子供を連れていき体験させまくるのは重要。また、近所のスーパーは学習の宝庫。
  • サピックスの社会は問題が少なかったので、四谷大塚の「演習問題集4年、5年」は結構役に立った。
  • 理科も先取不要。授業の内容やテキストをしっかり復習することが大事。
  • 学習しながら図鑑を見たりするのは役にたつ。また、植物や昆虫を「科」ごと整理して特徴を抑えておくのは最初からやっておくべきだった。
  • 理科は社会と違って基本的にサピックスの問題だけで大丈夫だった。我が家では「演習問題集5年」をたまにやらせたが、意味があったかどうかは不明。

【P算数オンライン】

  • 小5算数はとにかく苦しかった。特に水量変化・売買損益算・階差数列は我が家にとって地獄だった。
  • P算数オンラインだけで先取単元の定着は完了できなかった。P算数オンライン→サピックスの学習サイクルでスムーズな定着がはかれた。
  • 先取学習は意味があった。(決して潜在的な学力向上には寄与していない。)
  • ただし、サピックスの家庭学習を大きく圧迫した。特に講習期間は通常の倍の量になるので私も日々憂鬱だった。我が家はオンラインだったからこそ乗り越えられた気がする。

明日からは1日2時間程度の学習に留め(朝1時間、夕方1時間程度)、リラックスモードで過ごさせる予定です。


早速、小学校のクラスの友人を放課後に何人も家に呼び寄せて遊び倒すそうです。大好きな友人を全員呼び寄せるそうで、早速夢をかなえるそうです(笑)

緩急は大事です。

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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