家庭学習の様子を見れば子供の成長具合は大体分かると思っています。

サピックス小5カリキュラムがスタートして1か月弱が経過しようとしていますが、娘は何とか頑張っています。


家庭学習の量が多く大丈夫かと、スタート前は思っていましたが今のところは問題なく回せています。1年前に小4のカリキュラムが始まったときは小3との違いに結構「うっ!」となりましたが、我が家では小4→小5のギャップはさほど感じていません。いや、感じていないと言えばうそになりますが、ちゃんと回す分には問題なさそうです。

私は常々、勉学での成長プロセスとスポーツの成長プロセスは結構似ていると思っています。何かを一生懸命頑張るという点においては勉強に打ち込むのもスポーツに打ち込むのも基本的には同じベクトルだという事です。同時に成長のためのアプローチについてもかなり似ているのではないかと考えています。勉強におけるテストというものがスポーツにおける「試合」だとすると、勉強における家庭学習はスポーツにおける練習に他なりません。スポーツは試合に勝つために練習をしているわけですが、試合に勝てそうかどうかは直前の練習を見ているとなんとなく占う事ができます。練習時点で不調であれば試合に出て突然競合相手に勝つ確率は低くなりがちだという事です。もちろん試合になって突然覚醒するという例外もあるでしょう。しかし、日頃の練習によってサッカーや野球であれば試合に出るメンバーを選ぶことになろうかと思います。

勉強においても、家庭学習におけるパフォーマンスでテストの結果というものがある程度予測できるのではないかと考えています。もちろん、次のテストでの偏差値を正確に予測することは不可能です。そうではなく、「以前に比べて良くなっているかどうか」がなんとなく見えてくると思っています。

スポーツにはサッカーや野球などの集団スポーツとテニスや卓球などの個人スポーツがありますし、試合では必ず誰かと勝敗を争う事になります。一方で勉強は完全に個人競技であり、テストにおいても誰かと争っているようで争っていません。したがって、ベンチマークは「別の誰か」ではなく「過去の自分」という事になります。家庭学習のパフォーマンスでは「過去の自分と比べて」できるようになっているかどうかが予測できるわけです。

そう考えると、現状「問題なく家庭学習を回している」水準から「比較的余裕をもって家庭学習を回している」ところまで頑張ってもらいたいなと思っています。もちろん現時点においても娘は相当頑張っていると言えるでしょう。ただし、改善すべきところはいろいろと残されています。私が注目しているのは学習時間です。学習時間が長ければ長いほどパフォーマンスは低いと考えています。以前も申し上げた通り、勉強はできるだけたくさん・しかも効率的にやった方が成績は上がります。スポーツだって同じです。サッカーのシュート練習だってたくさんやった方がうまくなるに決まっています。ただし、やみくもにシュート練習しても非効率でしょう。練習→改善点の確認→練習というループをうまく回すことでシュート精度は向上していくと思われます。勉強に時間がかかる場合、そもそも練習負荷が高い(子供にとって難しい)可能性が高く、適切な負荷(量も含めて)にすることで効率性を最大化することができると考えています。学習量と負荷の調節は親の重要な役割です。子供の様子をしっかりモニタリングしながら適切な学習量・負荷をかけ不必要に学習時間を増やさないようにちょっとずつ引き上げていく。そうしたプロセスを意識しながら日々を過ごしています。

娘にはまずは今私が与えている学習量・負荷を「今よりも短い時間で比較的楽に」なるくらいまで持って行ってもらいたいと思っています。だからこそ私は娘の学習時間に注目しています。これが短くなる時、娘の成績は今以上に上がってくるのではないかと思っています。

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