子供の学力を「正確」に把握する事の難しさ

私自身娘の学力を「正確」に把握する事に対して日々努力をしています。

子供の学力を正確に把握する事って意外に難しいなと日々思っていまして、どんな教科でもいいのですが自分としては「これくらいは解けるだろう」と思って出す問題が解けなかったり、「これは解けないだろうな」と思って出す問題が解けたりする場合は子供の学力を正確に把握できていない事に起因するからです。

学力を正確に把握する事で、次に何をすべきかという事が初めて浮き彫りになります。また、目標とする偏差値や順位に対して具体的にどのような努力をすれば良いのかという事が見えてくると思っています。普通に毎日見ていれば「なんとなく」は分かってはいるものの、その精度を私自身が磨き続ける事も娘の学力を高める要因になるのではないかと思います。

私は毎晩娘のその日の学習タスクを確認しながら、それを所与とした上での翌日の学習タスクを考えています。やみくもに毎日決まったものをさせる事はあまりありません。(計算と漢字や語彙といったベース学習くらいでしょうか。)一方で、娘の学習時間を最小化したいとも考えています。小学4年生の段階において必要以上に学習したところ大したアップサイドは望めないと思っているからです。従って、日々限られた時間の中で最大限の効果をもたらす学習タスク(問題の選定)を行っています。この作業をこなすには、娘の学力を「正確に」把握していないといけません。必要以上に負荷の高い問題や負荷の軽い問題は学習の効用を最大化できませんし、無駄に学習時間が長くなったり短くなってしまったりします。従って、「この問題は3分あれば解けるだろう」「この問題は5分位かかりそうだ」「この知識はまだ定着していないはずだから、テキストを見ながら描き込んでいってもらおう」といったような娘にとっての負荷を正確に把握していく事で、その日に課すタスクに要する時間を見積もる事ができ、さらにその時間で最大限の学習効果を娘にもたらせると考えています。

一方で、私自身娘の学力把握には道半ばという事もありますので、この予測がしばしばずれる事があります。人間 AIではないですが、それを積み重ねていく事で学力把握の「精度」というものを向上させていきたいと思っています。

また、ケアレスミスについても予測の精度を高めていきたいと考えています。ケアレスミスはゼロにするのが望ましいと思いますが、人間である以上完全にケアレスミスを防ぐというのは非常に難しいのではないかと考えています。(私も仕事でケアレスミスをしてしまうこともありますし)従って、ケアレスミスの確率というものを考え、その確率を低くするための努力をするように指示を出しています。具体的には現在の計算問題おけるケアレスミスの確率は5%なので、これを3%にするためにはどうすべきかを娘と考えるようにしています。計算問題におけるケアレスミスの確率自体はサピックスで毎週やっている計算コンテストでだいたい把握できますので、それを元に確率を低めるための具体的な対策、ミスを引き起こしやすいポイントの中でも一つに絞ってまずはそれをなくす努力をするとかといったような事を実践しています。

復習テストや組み分けテスト、マンスリーテストにおいても今後は予測精度を高めていきたいと思っています。テスト終了の段階で、テストの問題を見て問題ごとに正解不正解の予測を出して予想点数を算出します。また、娘にも同時にテストの手応えから予想点数を算出してもらいます。(解答を見て丸つけをしてもらうのではなく、手応えをヒントに点数を予想させます。)この時、実際の結果と私の予測、娘の予測が近い数字になればベストです。そこから具体的な改善策があぶり出す事ができます。そもそもここがずれてくると次に何をすれば良いのか把握しにくくなると思っています。全体の平均点が高いとか高くないとかはさておき、絶対的な点数として予測できるのかどうかというのが今後娘の成績を向上させていく鍵を握る一つだろうと私は見ています。

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