ギリギリのところで何とか耐えてるP算数オンライン
結論から言うとP算数オンライン、確かに先取の効果は実感しているのですが、未定着なまま突き進むのがまぁまぁなストレスです。
配信は毎週月曜日から土曜日の6日間にわたって6コマ配信されます。1コマあたり約1時間を費やす想定です。「授業の回」と「宿題の回」で1セットになっており、授業の回では塾長である武井先生の講義を聞きつつ、例題をいくつか解きます。宿題の回では前日の授業で学習した技術を用いた練習問題と過去の単元の練習問題をミックスしたものをだいたい20題くらいこなします。
娘にはP算数オンラインが創設されたときから受講させていますので、おそらく1期生という事になると思っています。小3の途中までは基本的に四則演算(含む分数・少数)のみを取り扱います。ただし、計算はエゲつないほどに高負荷なものになります。これをこなすと小4になった時点で中学入試における初級レベルの計算問題であれば解けるようになります。しかし、毎日毎日本当に大変でした。
小3の後半なるといよいよ算数の具体的な技術について学習していきます。でも、個人的には低学年の計算練習よりも楽になった感じがしました。したがって、小3後半~小4の最初くらいまでは楽な時期が続きました。小4の4月くらいになって本格的に小5の技術学習に入ってきたころから再び苦しさが戻ってきます。なぜか?小5の内容は複数の技術の組み合わせになってくるからです。例えば和差算単体であれば簡単です。またつるかめ算単体でも簡単です。しかし、この2つの技術を1問の中で両方駆使する必要がある問題は突然難易度が上がります。また、小4後半になると割合や比の概念を学習します。当然躓きます。
それでも小4の間は時間をかけて乗り越えることができました。しかし今は話が違います。時間をかけている場合ではないからです。サピックスの小5家庭学習量は小4に比べてかなり増えます。サピックスの家庭学習をこなすだけでも相当な時間をとられます。学校の宿題を除けば我が家では「サピックスとP算数オンラインでは、まずはサピックスの家庭学習をきちんとこなしていこう」という方向性で日々運営しています。だからP算数オンラインはサピックスの家庭学習がちゃんとこなした後で、さらに空いた時間でこなしていく必要があります。一方で、P算数オンラインはうまくこなしたとしても最低1週間に6時間は使う必要があります。逆に言うと6時間以上使っている余裕は正直残されていないわけです。したがって、配信の進度にちゃんとついていこうとすると躓いている暇はありません。しかし、現実には子供はしょっちゅう躓くわけです。今娘はP算数オンラインで「流水算」を終えたところです。流水算は「比(逆比)」「旅人算」「速さ」の技術が組み合わされています。したがって問題の見た目とは裏腹に難易度は高いです。何とか理解はできたものの、まだまだ定着しているとは私から見ても言い難い状況ですが、P算数オンラインはそれでも進んでいきます。当然「宿題の回」で後日改めて練習問題を解くことになるわけなのですが、その時にはほとんど忘れている状態です。したがって授業ノートや自分が解いたものを見ながら解き直していく必要が出てきます。スムーズに解けるわけがありません。スムーズに解けない問題が続くと気分も低下してくるのか、解くスピードが落ちてきます。そうすると「宿題の回」については1時間ではとてもこなしきれなくなってくるわけです。
そのしわ寄せは週末にやってきます。ただ、週末は週末でサピックスの家庭学習や弱点補強を優先的にやっていく必要があります。それが全て終えて空いた時間でその週に終わらせられなかったP算数オンラインをこなしていく感じです。私としてはできる限り週末は遊ぶ時間を設けてやりたいと思っていますので、毎日毎日が「今日は無事こなせるか!?」という緊張の連続です。(ちなみにですが、無事に6時間だけでこなしきれた週は今のところありません(笑))
問題が単純であればオンラインでも子供一人で何とかなりますが、複雑な問題になると動画解説を見て子供一人で解決させていくのはほぼ不可能になります。オンラインという仕組み上「こなす」ことはいくらでもできます。しかし、「ちゃんと理解する」というところまで求めていくには親のフォローが不可欠となります。サピックスの家庭学習については基本的に娘一人でもこなしていますが、P算数オンラインについては私が徹底的についてあげて解き方のフォローをしてあげています。私にとっても伴走負荷が非常に高いです。(ただし、武井先生の解説動画は分かりやすいと思います。ただし、それを見て子供一人でこなしていくとなると週に9時間くらいの時間を費やす必要があると思います。無理です(笑))
日々本当に大変ですが、本当にギリギリのところで何とかやりくりしています。P算数オンラインも残すところ後半年くらいで入試に必要な技術の学習をすべて完了予定です。その後はさらなる複合技術を磨いていくトレーニングに入るっぽいです。
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