幼さとの戦いは続く

子供を持つ親なら大抵共感いただける「我が子の幼さ」。中学受験をするとそれがさらに浮き彫りになります。中学受験は「自律」との戦いだからです。

娘は御多分に洩れず精神年齢は低めです。早生まれというのも影響しているからなのでしょうか?私からみても「小4ってこんなに幼いんだっけ?」という気がします。どうしてそう思うかというと、娘には「他者」という意識がまだ希薄だからです。他人のみならず私と話している時ですら自分の論理で物事を話しますし、相手に前提となる情報があるかどうかを無視して話します。つまり、子供っぽい話し方なのです。また、自分を客観的に見る力もまだまだ低いです。そろそろ小4も後半に差し掛かっているので、もう少しこれらの点に進歩がみられて欲しいなぁと日々思っています。

当然ですが、これらの幼さは中学受験には牙を剥きます。娘が今学習面で抱えている問題点も全てはここに帰着するのではないかとすら考えています。大学受験はある意味「努力するかしないか」なので分かりやすいですが、中学受験はそれに加えて「精神的に成熟しているかどうか」が成績に影響を与えます。この精神的成熟をどのように手に入れられるかについては私自信答えを見出していません。いや、もしかしたら答えなんてないかもしれません。娘が生まれてから私は娘に対してなるべく「一人の人間」として接するようにしてきました。あまり赤ちゃんだからとか幼児だからといった感じで接してはきませんでした。それでも10年経ってみれば結局のところ精神的な未熟さがまだまだある。うーん、何が正しかったのかわからないですし、子育てってまじで正解が分からないです。

今日も夜私が娘の勉強(主に国語と算数)で分からない部分や間違えた部分を一緒に見て行こうとした時に、間違えたことや指摘されたことに不貞腐れたり、「小学校のクラスの子よりはできるし!」という謎の比較論を持ち出してきたりしたので、「自分の誤りを素直に認めなかったり、人との比較の中で生きている限りは何も良くならないよ」と話をしました。

私は娘には「自分ができないことをしっかりと自分ごととして受け止め、消化し、改善するべく努力する」というプロセスができるようになって欲しいと思います。娘の成績はこれが自分でできるようになって初めて上がってくると思っています。だから計算間違えについてもやみくもに計算練習させたり、国語についても問題演習量を増やしたりはしません。それよりも娘に対してどういう心もちやスタンスで勉強に臨むとできるようになるのかというアドバイスをすることに徹しています。他人との比較ではなく、以前の自分自身との比較の中で前に進んでもらいたいのです。これについてはしつこいくらいにアドバイスを与えています。仮にわかってもらえなかったとしてもアドバイスをやめるつもりはありません。それくらい勉強以外のことについても応用の効く重要なメッセージであり、親として我が子になんとしてでも定着させたい事だからです。

例えば、娘は国語がなかなかできるようになりません。私からみて、作者の論理展開に素直に乗っかることができない(自分なりの解釈をいれてしまう)、問題文の指示に素直に従うことができないというのが娘が抱えている問題の根源です。国語にはそうした素直さが求められます。他人の土俵にしっかり身を委ねることができるかどうかが、国語の成長に重要な鍵を握っています。これは精神的成熟に他なりません。きっとどこかのタイミングでぐっとできるようになるフェーズが来る可能性はあると思っています。その時まで(来ないかもしれませんが)粘り強くアドバイスは発信し続けていくつもりです。

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