小4後半戦の学習サイクル

9月に入り、小4の時期も後半戦に突入しました。ここから新小5組み分けテストにかけての約4か月間の学習サイクルについてまとめておきたいと思います。

基本的に前半戦と同様の学習サイクルで回そうとは思っていますが、一点異なる点があります。それはサピックスの復習が前半戦の時よりもだいぶ楽になってきたことです。もちろん8月の夏期講習でそれなりに負荷の高い復習サイクルを回したという事もありますが、やはり基礎的な部分の知識が定着したことが大きな理由だと思います。前半戦の頃(特に2月から4月頃)はサピックスの学習内容が3年生の時とは全く異なって中学受験っぽくなってきたこともあり、新しい知識や考え方の基礎を構築するのに毎週毎週かなり苦労しました。後半戦は前半戦で構築した基礎中の基礎の上に成り立っていますので、娘も「なんか復習楽になったなぁ」くらいに思っていると思います。
また、小4は言っても受験本番期には入っていません。以前も申し上げた通り中学受験のボルテージをちょっとずつ上げていくのは小5の夏休み以降(いまから1年後くらい)でいいと思っています。それまでは小学校生活を中心に楽しく過ごしながら学習の基礎をしっかり磨くことを意識していけたらと思います。

さて、日々の学習サイクルですが前半戦同様以下のような感じで進めようと思っています。

【サピックスのある日】
朝:6時~7時半くらいまで朝勉
夕方:16時ころ小学校から帰宅、ダッシュでサピックスへ
夜:夕食後学校の宿題→時間があればちょっとだけサピックスの復習→ちょっとだけ遊んで10時就寝

【サピックスのない日】
朝:6時~7時半くらいまで朝勉
夕方:習い事や友人との遊び後3時間ほど学習
夜:夕食後30分くらい私とその日の学習振り返り→ちょっとだけ遊んで10時就寝

【土日】
朝:6時~10,11時くらいまで朝勉→その後終日フリー
※その人の予定によって柔軟に調整。基本学習時間は4~5時間程度

上記はあくまでも典型的なパターンなので、その日の娘の体調や気分だったり予定によって思いきって学習時間をゼロにしたりと本当に柔軟に運用しています。
ここからは各科目について細かく見ていきます。

【算数】
サピックスの復習については基本的に授業翌日から1,2日くらいで完了しています。娘はP算数オンラインで先取学習をしていますので、サピックスの授業は「できる問題とできない問題を仕分ける時間」と位置付けています。したがって、授業でできなかった問題を重点的に復習しており、テキストのすべてをこなしているわけではありません。また、計算コンテストについては最近あえて2日に分けてやらせています。なぜかというと、計算コンテストの問題は計算の工夫を必要とする問題がたくさんあり、スピード重視でやらせてもそのテクニックは全く身につかないからです。ただただ計算させるほど無意味なことはありませんので、私の目の前で解かせて正しいテクニックで計算問題をこなしているかをチェックしています。定着していない計算テクニックがあれば、その都度教えるようにしています。サピックスの復習完了後は過去のサピックスの過去テキストや四谷大塚の演習問題集・最難関問題集を使って苦手な部分の補強を2,3日かけてやらせます。

【国語】
夏の期間に娘の記述力は大きく向上しました。前半戦ではトンチンカンな記述ばっかりでしたが、最近はそれなりにまともな記述ができるようになり、ちょっとずつ読解力もついていきましたので、授業翌日から2日に分けてテキストのすべてを解かせています。また記述の採点も娘自身にやらせており、足りない部分の分析メモも書かせています。言葉ナビと漢字については基本的に次の授業まで毎日やらせています。毎日5分程度ですので、ほとんど負担にはなっていないと思います。また土日は国語の要、読解演習を使って実践的な読解演習を行い間違えた部分の分析作業を一緒にやっています。この問題演習は同時に私も解くようにしています。この方が娘に的確なアドバイスができるからです。「この選択肢はなぜ間違いなのか」といった問題はきちんと論理的に説明できなければなりません。なんとなく違う・なんとなく合っているでは意味がありませんので、完全な理詰めで正解できるように私が付き合ってあげる必要があると思っています。また、国語についてはふくしま式のドリルをやらせています。ふくしま式は読解力の本質を突いた内容だと考えています。問題演習が練習試合だとするとふくしま式はパス練習やキャッチボール的な位置づけです。こうした部分的な訓練というのもまだまだ必要だと思っていますので、サピックスの復習が終わるとふくしま式ドリルを重点的に取り組ませています。あとはとにかく「語彙」です。最悪語彙力さえあれば何とかなるくらいに思ってますので、日々の漢字マスターや必須語彙2800を通してサピックスとは別のところで語彙力を徹底的に強化します。

【理科】
春先は復習負荷の高さに親子ともに身もだえていましたが、もはや楽になりました。(もしかしたらマヒしているのかもですが)化学・地学・生物・物理とさまざまな分野をこなしていくうちに理科の基礎的な部分がちょっとずつ定着してきたことで、ゼロから理解するという事が減ってきたんだと思っています。サピックスの理科はポイントチェック(その単元の復習みたいなもの)とデイリーステップ(簡単な練習問題)6問、確認問題が6問の構成になっています。前半戦では毎日デイリーステップ1問、確認問題1問をやってギリギリ一週間の単元を終わらせていましたが、今は毎日デイリーステップ2問、確認問題2問をこなして授業翌日から3日でその単元の復習が終わるようになっています。復習が終わると算数同様サピックスの過去テキストや四谷大塚の演習問題集で過去単元の復習を数日かけてやらせています。

【社会】
社会は前半戦で日本の地理の全体像が頭に入ったこともあり、復習がかなり楽になっています。産業や細かい地名などは頭に入っている日本の全体像の中に放り込んでいくだけの作業だからです。前半戦では平野・川・山地・気候など基礎的な枠組みの知識を仕込むのに苦労しました。しかし、後半戦ではこのような苦労はあまりないのかなと思っています。サピックスの復習およびその単元に関連した白地図トレーニングについては2日くらいで完了(テキストの空欄や問題を全部解く)し、その後は四谷大塚の演習問題集でひたすら問題演習をしながら足りない知識を埋めたりしています。

後半戦もとにかく全教科「基礎の定着」を目指したいと思っています。小5になると頭で想像しにくい「抽象」の概念が中心になります。その時に躓かないように残りの数か月かけてどの科目も「具体的なイメージ」というものを描けるように意識して日々の学習に取り組んでいきたいと思います。

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

よろしければ下記リンクにクリックお願い致します。

にほんブログ村 受験ブログへ
PVアクセスランキング にほんブログ村

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です