小3の成績は小4の成績を物語ってはいない

娘は2年生の頃からサピックスに通っています。別に新4年生からでもいいのではと思ったのですが、何となく2年生の頃から通わせていました。特に大きな理由はありません。強いて言えば学習習慣を身につけてもらいたかったことと、家庭では提供できない知的な刺激を味わってもらいたかったというところでしょうか。

私は子供の学力成長曲線に強い関心があります。中学受験の世界は確率で考えるべきであり、大手学習塾には十分なデータがありながら、小学3,4年生の子供の学力が受験本番時点でどこに行き着くのかを開示してくれません。例えば、小学4年夏の偏差値が50近辺である子供がどのような努力をすると最終的にはどの程度の学力まで行き着くのかを知ることで、その子供の学力にあった最適なアプローチが可能となるのではないかと考えています。私自身現在の娘の学力を分析しながら、学力向上のための最適なアプローチを試行錯誤しています。他の家庭のブログもよく見たりしていますが、多くのブログではすでに子供の学力が十分に高い水準にあり、いつもα1近辺で推移しているような話が多いように見受けられます。一方で、平凡な学力の子供が奮闘するブログはあまりないように感じます。それくらいの学力だったらあまりブログに上げる意味もないと思われる家庭が多いのかもしれませんが、前者の「だいたいα1」のブログよりもはるかに含蓄があるのではないかと感じます。

私が見る限り、私の娘は現時点において最優秀層の学力を持ち合わせていません。気を抜くと平気で平均点以下に落ち込んだりします。「非常に優秀ではないが、そこまで悪くない、ちょっとだけ学力が高い」というのが正しい表現なのではないかと思います。そのような子供がどのような努力をすることで、最終的にはどの程度の学力まで行くのかを提示していくことで、私自身の振り返り及びこれからの改善事項発見に活用するとともに、似たような学力を持たれている方々の参考に少しでもなればと考えています。

私は、娘が小学3年の時に「3年の学力はその後の学力にどの程度相関しているのだろうか?」という関心をもっていました。ということで、満を持して去年の娘の学力と今の娘の学力を比較してみたいと思います。

小学3年のサピックスは「確認テスト」「復習テスト」「組分けテスト」の3種類のテストで学習状況や学力のチェックをすることができます。「確認テスト」や「復習テスト」はあくまでも直近の学習内容に対する習熟度チェックの色合いが強いので、ここでは実力を確認しやすい「組分けテスト」の結果だけを抽出して比較したいと思います。

【サピックス小学3年平均偏差値】51.4(1,3,7月組分けテストの平均偏差値)

【サピックス小学4年平均偏差値】59.9(1,3,7月組分けテストの平均偏差値)

※上記は国語算数2教科のみで比較しています。

ということで、3年生の学力はあまり4年生の学力を反映していないと思います。(もちろんサンプル1なので、一般論として論じることはできません。)

算数についてはサピックス以外において思考力ではなく技術力をずっと磨き続けてきました、ですので3年のサピックス算数との相性がわるく、成績があまり振るわない要因となっていました。P算数オンラインの武井塾長も「4年になると偏差値がぐっと上がってきますので心配しないでください」とアドバイスをくださり、まさにその通りになった印象です。

国語についても3年生の時はあまり読む技術の訓練はせずにストーリーを楽しんだり、文章を書くことに親しむことを重視していたので、いざ問題となると得点できていませんでした。4年生になり受験を意識した読む技術の訓練を開始し、そこから国語の学力が伸びてきましたので、偏差値向上に大きく貢献したのではないかと考えています。

このように3年生と4年生とで学習のスタンスが大きく違っていたことが成績の差に出ていたような気がします。

ということで3年生の時に成績が思うように伸びなくてもまったく心配ないということがわかりました笑

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