算数「場合の数」の克服方法についての考察

娘は場合の数が苦手です。

これまでサピックスでの組分けテスト、サピックスオープン、確認・復習テストで出題されてきた「何通りか答えなさい」という問題はことごとく間違えてきました。私自身も中学受験の時にこの「場合の数」には随分苦しめられた記憶がありますので、娘が苦手意識を持っているのもよく分かります。間違える理由は簡単で、「数え漏れているから」です。

数え漏らしてしまう気持ち、痛いほどよく分かります(笑)だからと言って、これをそのまま放置しておくわけにはいきません。なんらかの対策を打って早いうちに克服しておかないといけません。

ちなみに、娘はサピックスとは別で受講しているP算数オンラインではすでに「10C3」や「7P2」といった場合の数の計算方法についても学習しています。(正直この計算方法も板についているか非常に怪しいと思っています。)学年が上がっていくにつれ、計算を織り交ぜながら場合の数の問題を解いていくことになるとは思いますが、それを先にやり込んで使えるようになってもこの先どこかで再び壁にぶつかるような気がするのです。また、「場合の数」はその後の「確率論」につながっていき、大学入試の数学でも重要単元(なんなら大学で専門科目を学ぶ際にもこの確率に関する考え方は分野によっては不可避)ですので、娘には是非克服して欲しいと考えています。

じゃあ今どうやってこの「場合の数」を克服すべきか?私の意見としては「漏れなく数えるを徹底させる」です。そんなの当たり前だろと言われると思いますが、数え方にもやり方があると思います。娘の場合、思いつくままにパターンを書いていき、アイデアが出なくなった段階でそこまで書いたパターンを答えとすることで何度も数え漏らしてきました。したがって、「順序よく数える」というやり方を徹底させる必要がありました。

例えば、1,2,3,4の数字を使った4桁の数字を作る問題があるとして、数え漏らさないためにはどこかの数字を固定させた上でそこから展開できるパターンをすべて書いていくやり方が良いと思います。いわゆる樹形図の考え方です。この問題自体は計算で簡単に出せますが、苦手意識を持っている娘のレベルではまずはしっかり全部書き出す訓練を積ませる必要があるように思えます。

また、サピックスでは平面図形や立体図形に関する場合の数も出題されますので(むしろそっちの方が多い印象です)、このパターンについても順序よく数える数え方を徹底させていきたいと思います。

市販の参考書では、どちらかというと計算させて解かせる問題が多いように感じますので、我が家では過去のテストで出題された問題や、日頃使っているサピックスのテキストを年明けぐらいからちょっとずつ解き直していくこと(しかも何度も何度も)で正しい数え方の定着を図っています。まだまだ完璧とは言えないですが、そもそもすべて書き出せないのに計算で一気に算出させたりするとよくないかなとは思ってますので、地道にやっていきたいと思います。

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