夏期講習中の学習量についての備忘(小5)
来週末からサピックスの夏期講習が始まります。すべての家庭で同じことを考えていると思いますが、夏休みのイベントを楽しみにながらも学習面では実りのある夏にしたいと我が家でも思っています。夏期講習開始以降の家庭学習の進め方について、私もちょっとずつ考えをめぐらし始めています。
夏期講習期間中においてはその日の授業で学習した内容だけをやれば良いとは思っていません。サピックス前期で学習したことの振り返りも丁寧にするべきだと思っています。ただし、これは家庭によります。やらなくてもよい家庭もあれば、重点的にやった方がよい家庭もあるでしょう。それを判断するのは子供のことを一番良く理解している親の大切な役割です。また、科目によってこの割合も異なると思います。我が家の場合は以下の通りです。
国語:(授業の復習)25%、(前期の復習)75% ※1日の学習時間2時間
算数:(授業の復習)50%、(前期の復習)50% ※1日の学習時間3時間
理科:(授業の復習)85%、(前期の復習)15% ※1日の学習時間1時間
社会:(授業の復習)85%、(前期の復習)15% ※1日の学習時間1時間
上記を鑑みると、サピックスの授業(3時間)に加えて家庭学習7時間程度でしょうか。朝6時から7時半まで朝の学習をした後、しばし自由時間をすごし、夏期講習終了後は自宅にて昼食後だいたい午後7時前くらいには家庭学習を終了、その後は就寝(だいたい午後10時)までは夕食や自由時間といった過ごし方になるかと思います。小5といえどもまだまだ余裕をもって日々を過ごせる感じです。
1年前の小4の頃はどうだったのかな?と自分のブログを読み返してみると、小4の頃は毎日家庭学習で5-6時間くらいだったようです。やはり小5に比べたらさらに余裕はあったようです。
上記4教科の中で国語について詳しく触れたいと思います。
国語については恐らく前期の復習の方が割合としては多くなるような気がしています。これは国語の要(読解力)も含みます。国語の場合は夏期講習期間中はBテキストを使った授業のみになりますので、家庭学習における授業の復習は授業時間中に触れた問題の解き直しが中心となります。それと同時に前期学習した知識や文法等主にAテキストについては復習しておきたいと思っています。これは娘が国語が一番苦手だからです。だからこそ丁寧に前期を振り返っておいた方がいいという判断です。日々の流れはだいたい以下のようなメニューを想定しています。
(授業の復習)
文章の音読(私の帰宅後に私の前で読ませます。)
文章中の語彙意味調べ
その日の授業で解いてきた問題の解き直し
読解教室(文章理解問題)
国語の要読解編(これは国語の授業がなかった日のみ)
(前期の復習)
学習した漢字の復習
言葉ナビ(1日4ページくらい)
知の冒険(文法の復習)
コトノハ(語彙の再確認)
読解メソッド(読解技術の再確認)
上記の中で、特に語彙力の向上と漢字については明確に国語の力が向上する直接的な学習です。この夏も最優先で取り組みたいと思っています。また、読解メソッドももう一度おさらいさせたいと思っています。これから先、国語の文章内容が難しくかつ読んだことのない内容(ストーリー)になってきます。そんな時に大切になるのは文章構造の理解にほかなりません。物語文・論説文・随筆・説明文それぞれに読み方というものが存在します。それぞれの文章をどのように読み進めるべきなのかを簡単な文章の読解を通して丁寧におさらいしておきたいと思っています。
夏期講習が終わるとマンスリーテストとサピックスオープンが立て続けに実施されます。自分の得点や偏差値、合格確率というのは非常に刺激的な情報です。それに加えてSNSでは好成績を取った家庭からの歓喜の声にあふれて気を抜くと親子ともども大きな煽りを食らいます。しかし、大切なのは自分の子供の学力向上です。他のブログで面白い例えをされている方がいらっしゃいました。「理解度のスピードは食事の食べる速さと同じだ」と。食べる速さは人それぞれです。「あの子はあんなに速いスピードで食べてるからあんたももっと急ぎなさい!」というのは親としてあってはならない姿勢かと思っています。中学受験において親子のテンションのギャップが大きくなると基本的に悲惨なことになると思っています。刺激的な情報に振り回されずに、しっかりと子供と歩調を合わせながら子供の学力をどうやったらあげられるか。学力が上がるスピードは本当に人それぞれだと思っています。ゆっくりでもいいじゃないですか。受験まで残り1年半、我が家のストーリーの中で地に足をつけて大切に日々を過ごしていきたいと思っています。
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