国語の学習について(小5夏時点)

娘は国語があまり得意ではありません。この状況は小4の初めから今に至るまでずっと変わりません。


私はこの状況を何とか打開したいと考え、様々な方法を試みてきました。本当に試行錯誤を尽くしてきました。このブログにおいてもその過程が色々を書かれていることと思います。

状況はまだ変わりませんが、最後の最後まであきらめるつもりはありません。引き続き粘り強く最善のサポートをしていきたいと思っています。

国語の読解力を高めるために語彙力が必要なことは言うまでもありません。だからこそ、昔から様々な語彙ドリルを使って語彙力の増強に努めてきました。語彙力を高めることは読解力の向上に間違いなく直結します。これについてはほぼ確信しています。小5になってからは語彙ドリルをやる時間がなかなか取れなくなってきましたので、サピックスのAテキスト冒頭に載っている「コトノハ」という語彙力アップのための単元を丁寧にやっています。この「コトノハ」は解答・解説が非常に充実していますので、親子でほぼ毎日読み合わせを行いながら語彙力の底上げに励んでいます。

語彙力の強化と同じくらい重要なものに読解テクニックがあります。物語文でも説明文でも読解方法に一定の技術が必要なことは間違いありません。サピックスでも小5になってからはAテキストでも毎週のように読解技術について学習する単元があります。それ以外に市販の参考書でも読解技術がまとめられているものがいくつもありますので、時としてそれを参考にしながら読解技術も磨いています。

この読解技術についてはこの半年で徐々に上がってきたんじゃないかと思っています。なぜそう思えるかというと、長文読解時の線引きがうまくなってきているからです。最初はほとんどすべてに線を引いていた娘ですが、ここ最近は簡単なメモを書き込みながらある程度の基本動作に基づいた線引きができるようになっています。

しかし、それでも劇的に国語の成績は良くなっていません。私が考えるに、読解力向上のためにはもう一つ大切なことがあると思っています。それは「文章を読むのに必要な知識や論点(視点)」の獲得です。例えば、私がサピックスのテストを解いてみると基本的には難しいという認識なく解くことができます。(もちろん、これを小5の娘が解くという想定をすると「非常に難しい!」と思います。)ではなぜ難しいと思わないのか?それは文章の背景にある知識や読解に必要な論点や視点というものを既に獲得しているからです。説明文であれば「あー、こういう論調ね」とか物語文であれば「はいはい、こういう展開ね」といった風に、私にとっては既視感のある文章だからそもそも分かりやすいと感じるわけです。仮に、どこぞの論文を読まされたらチンプンカンプンでしょう。それはその背景にある知識もなければ、論点も知らないからです。

例えば、先週のサピックスでは「スローフードとファストフード」の比較についての文章が使われていました。娘に聞いてみるとそもそも「ファストフード」が何なのか全く知りません。娘が大好きなマクドナルドやケンタッキーがファストフードであることを教えてあげました。同時に、スローフードとファストフードのメリット・デメリットについても話し合いました。要は、この論調を知っているかどうかということです。また、先日実施されたマンスリーテストの説明文では「常識の再構築と社会の発展」というテーマが取り上げられました。テーマとしてはまぁまぁ難易度が高いですが、文章自体は具体例をかなり織り交ぜたものになっており小5でもなんとか読めたのでは思います。が、やっぱりこの手の論点や視点をあらかじめ知っているかどうかというのはこの先読解力に大きく影響してくると思っています。ネット上では「●●をアップデートする」なんて使われ方をしたりしますが、「常識をアップデートする」ということがどういうことなのか、この機会に娘としっかり話し合いたいと思っています。

つまり、物語文でも説明文でもとにかくたくさんのストーリー・論調(視点)を子供に吸収させていくことで、子供の知見をどんどん広げてあげることも国語力向上には有効なのではないかと、特に娘が小5になってからは強く感じています。娘には昔から本をたくさん買い与えてきましたが、残念ながら娘はあまり読書が好きではありません。ですので、過去の塾のテキストなどをもう一度読ませるなどして、とにかくたくさんのストーリー・論調(視点)を娘に身に着けさせることはこの先強力な武器になると思っています。

このように、国語の成績を上げるためには①語彙力②読解技術③幅広い背景知識や視点の定着しかないと思っています。今後も粘り強くこの3点についてはサポートしていくつもりです。

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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