国語科の先生からのアドバイス③

娘の家庭学習について不明点がある場合、私は遠慮なくサピックスの先生方にアドバイスを乞うことにしています。娘は大規模校に通っておりますが、大規模校の先生でも非常に丁寧に対応していただけるからです。対面でリアルタイムに話をすることは難しいですが、電話で質問をすれば当日ないしは数日後に必ずお電話をいただけます。とにかく丁寧に指導していただけ、毎回20分くらいはご説明いただけます。

国語でアドバイスをいただくことが一番多いです。娘は成績のブレが大きいので、質問をするたびに対応していただく先生は異なりますがいずれの先生も非常に丁寧に対応いただけます。なんとなくですが、各先生は2-3クラスを一括りに担当しており、固定されているわけではないような感じがします。つまりアルファ1のクラスを担当している先生がずっとアルファ1を担当しているわけではなく、アルファベットクラスを担当したり、アルファ3を担当したりといった感じでグルグルしているのではないかということです。内部の体制はわかりませんが、何回か質問しているとそんな感じが垣間見れてきます。

今回の質問内容は「紛らわしい選択肢の解法について」です。

先生からのアドバイスはこうです。①まずは選択肢を見ずに該当箇所を確認②自分なりの解答を頭に思い浮かべる(だいたいでOK)③選択肢をアから順番に部分チェック④一番適当な選択肢を選ぶ。これはいわゆる「積極法」であり、娘にとっても想定内です。しかし、先生はこう続けました。「問題の作問にあたっては、まず正解となる選択肢を作成し、そこから誤りの選択肢を考えます。誤りの選択肢のパターンとしては①うそが書いてある②言い過ぎの表現③弱すぎる表現④因果関係の矛盾のいずれかです。これは実際の入試問題がこのパターンで分類されることに基づいています。さらに、基本的に正答率が平均的に40%になることを目指して作問しています。ちなみに④のパターンは難易度が高くなることが多く、5年生の間はあまり出題しません。」とのことでした。

選択肢の問題とは別に先生からこんなアドバイスをもらいました。「記述問題以外を客観的問題と呼んでいますが、これは選択肢以外に空欄穴埋め問題と抜き出し問題も含みます。で、まずは空欄穴埋め問題と抜き出し問題は確実に正解してもらいたいです。この問題には確実に正解するための手順があります。今はなんとなくしか教えていませんが、5年後半でしっかりとした手順を指導していく予定です。マンスリーや組分けテストにおいてはこれらの問題をしっかり正解できるように家庭学習でも練習してみてください。ちなみにですが、家庭学習において、丸付けした後に解説を見るのはよくないと考えています。まずは答えを知った上で、自分なりの解説を考えさせてください。その上で解説を読ませてその違いについて分析させてみてください。これが質の良い国語の学習方法だと考えています。」とのことでした。

それ以外にもアドバイスをいただいた先生は娘のマンスリーテストの結果を事前に見てくださったようで、娘の現状についても色々と客観的な意見をくださいました。

今回いただいたアドバイスで私が一番「なるほど」と思ったのは、選択肢問題の解法については出題者がどのようにして間違いの選択肢を作っているかをあらかじめ想定することでそのどのパターンに当てはまるかを意識しながら選択肢を吟味するということです。

引き続き国語の勉強頑張っていきます!

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