算数の学習について(小5夏時点)

娘は算数が得意な方だと思います。女子の中では上位層に入る水準だと思っています。なぜ娘が算数が得意なのかについては正直良くわかっていません。私自身算数・数学が学生時代から得意だったことも遺伝的な影響としてあるのかもしれません。生まれてからも娘と過ごしている時間が長いので、私の理系的な考え方が娘に染み付いたことも影響しているのかもしれません。国語が得意でないのと同様に、算数が比較的得意だった傾向は幼少期よりありました。

ただ、算数が得意だと言っても算数オリンピックに参加するほど得意ではありません。本人も参加を望んでいないので、数年前にキッズBEEになんとなく参加して以降は、算数の大会に参加していません。自宅でも算数オリンピックの問題を定期的に解いていた時期もありますが、本人はそこまで算数に興味を示しませんでした。私自身も別に本人が望まないのに算数の達人になってほしいとも思ってませんので、小4以降は本人が自主的に望まない限りは参加しないのではないかと思います。

さて、算数の学習についてですが、四科目の中で一番時間を割いていると思います。当たり前ですが、算数の出来不出来でテストの結果が大きく変わるからです。1週間に合計10時間以上は算数に時間を割くように意識しています。毎朝小学校への登校前に1時間強時間を割いていますので、自然と10時間以上になるというのもあります。

算数の学習方法についてはすでに固まっていまして、苦手な問題をどんどん蓄積させて毎日徹底的に反復練習するというものです。小4の頃はテキストに×印をつけておいて、毎日ランダムにコピー機で印刷することをしていましたが、非常に煩雑でした。今年の初めにipadのgoodnoteというアプリを使って、スキャンした問題を切り貼りしてオリジナル間違い問題集をデータで蓄積できるようになって以降かなり効率的に間違えた問題の反復練習ができるようになったと思います。私の負担も大幅に軽減されました。

どんなに苦手な問題でも、何度も何度も反復練習していくといつかは解けるようになります。解法パターンの暗記は算数においてはあまり良くないですが、それでもかなり苦手な問題パターンについては暗記で解いても「そのうちできるようになるでしょ」の精神で大目に見るようにしています。

問題を解く際、娘には図や式(自分の考えの過程)を書き残すように強く推奨しています。その方がどこに間違いがあるか振り返りやすいからです。ただし、子供は基本的に面倒くさがりな生き物なので、娘も書いたり書かなかったりです。本当は書いた方が算数はできるようになるのですが、無理やりやらせるのは私のスタンスから逸れますので、そこも「まいっか」の精神で大目に見るようにしています。

サピックスの課題については2,3日かけて全てこなすようにしています。翌日にすべてを終了させることもできなくはないですが、サピックスの先生から「数日に家庭学習を分散させなさい」という指示に従っています。したがって、その週の単元に関する家庭学習をするときは、「その週の単元学習」+「過去の間違い問題」のミックスにしています。その日に解く問題は全て私が指定しています。

今年の3月まではP算数オンラインを同時並行的に行い、算数の先取り学習もしていました。しかし、4月に入り娘の成績も下がってきたこともあって、P算数オンラインでの学習を停止してサピックスの家庭学習に専念させました。娘的にもサピックスの家庭学習をこなしながらP算数オンラインで先取りをするというスタイルが限界に達していたからです。P算数オンラインについてはもしかしたら今後再開するかもしれませんが、再開するときは先取りではなく問題演習の一環として取り組むと思います。

算数においては先取り学習は有効です。ただし先取り学習はそれなりの余裕がないと取り組むべきではありません。先取り学習をすることで、今の学習がおろそかになる可能性が出てくるからです。あくまでも今の学習が大事なのであって、先取り学習は時間に余裕があればくらいで問題ないと思っています。P算数オンラインを停止したのも、足元の学習がおろそかになってしまったからです。

当たり前ですが、算数においては計算力が非常に重要になります。残念ながら娘は計算力が高い方ではありません。しょっちゅう計算ミスをします。それが算数の成績を大きく下押しすることもあります。計算力はどうしたら高くなるのかについてはいまだに良くわかっていません。公文式が答えではないことは確かです。計算力が大切なことは前々から分かっていましたので、娘には低学年から相当な量の計算問題を解かせてきました。しかし、それが計算力の向上にはうまく働かなかったことは確かです。

サピックスでは計算問題にあまり触れません。それは家庭学習でなんとかしろというスタンスだと思います。娘は計算力が高くないまま小5になってしまいました。それでも算数においては上位のパフォーマンスを出すことができるというのは、受験算数については計算力では計測できない学力の方が大きいということなんだと思っています。それでも、計算力は高いに越したことはありません。

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