サピックスの「アルファ」クラスなんてただの記号くらいに考えてます。
そういえば、あまり娘のサピックスでのクラス推移について触れてきませんでしたのでたまには触れてみたいと思います。
今年に入ってからのクラス推移は「アルファ下位」→「アルファベット上位」→「アルファ中位」という感じで推移しています。
以前から申し上げている通り、私は正直娘が今どこのクラスにいるのかどうかにはあまり関心がありません。確かに小4の前半位までは意識していました。というのも、ネットでは「サピックスのアルファはこんなところだ」とか「サピックスでアルファに入る方法」といったような情報がたくさん出ているので、アルファクラスはさぞ特別なクラスなんだろうと思っていたからです。
今にして思えば、サピックスのクラスなんてのはただの記号でしかないという印象です。アルファなのかアルファベットなのか、それはあくまでもただの記号であってアルファだから特別とかアルファベットだから中途半端なんてことはありません。毎回のクラス発表が行われると、「今回はこのクラスなんだな」くらいは思いますが、親として娘のクラスを意識するのはこの瞬間くらいなもんで、いざ新しいクラスで授業がスタートするとそんな事記憶の彼方に消え去ってしまいます。
確かに、子供的には気になりますよ。ですし、サピックスも当然子供が意識することを見越したうえで特別感のあるネーミングにしてるんだと思います。娘も自分がアルファにいるのかどうかはとても気にしていますし、一つでもクラスを上げたいという気持ちを持っています。個人的には娘にはサピックスの掌でしっかり転がされてほしいと思っています。それが本人にとって日頃の学習を頑張ろうというインセンティブになっているからです。したがって、娘にとって負担にならない程度に「今回はアルファだね!」「次回はアルファにあがれるといいね!」なんてかるーくあおってみたりします(笑)
一方で私はそうであってはいけないと思っています。もちろん娘のクラスが上がった方が当然気分はいいです。しかし、新しいクラスでの授業に入った時に以前いたクラスとの違いは何もないわけです。多少上のクラスにいた方が授業内で解いてくる問題の数は多いような気もしますが、正直そんなの誤差です。アルファだと特殊なことを学んでくるのか?そんなことはありません。先生が良くなるのか?むしろアルファベットクラスの方が親目線で良い先生が担当しているのではないかと思ったこともありますし、実際に保護者会で各教科の説明をするような科目責任者的な先生が担当してくれることもありました。今のところ常にアルファベット上位以上は維持していますが、少なくともアルファベットクラスよりもアルファクラスの方がやっぱりいい!なんて思ったことは正直ほとんどありません。そんなことよりも、毎回授業前に実施される算数テストの結果や各科目で授業の最初に実施されるデイリーチェックの結果の方がよっぽど気になります。今週学んだことをどれくらい理解しているかの指標になるからです。アルファクラスになったからアルファベットクラスにいた時よりも結果が良くなったことなんてありません。クラスがどこになろうと、娘は娘なので結局毎週毎週の理解度によって相変わらず良かったり良くなかったりしています。ちなみにですが、すべてのテストについて毎回100点を目指していますが、100点を取ってきたことなんてほとんどありません。勘違いやケアレスミスなんてしょっちゅうします。現実なんてそんなもんです。
どんな授業を受けてきたにせよ、どんなクラスに所属していたにせよ、重要なのはその週のサピックスのカリキュラムをしっかりとこなし、子供がきちんとついてこれているか、学習が定着しているかにただひたすら全集中すればよいのだと考えています。
小4の頃に比べて単純に楽しいという気持ちだけで受験生活は過ごせなくなってきました。苦手なことを何度も練習しなくてはいけませんので、本人的にも気が乗らなかったり辛かったりすることもあると思います。それでも新しい知識を獲得することは本来楽しい経験であるべきだと思っていますので、タフな家庭学習の中にもそうした瞬間があるといいななんて思っています。そういえば、最近算数でフィボナッチ数列を学習しました。朝フィボナッチ数列の問題を解いていた娘が「あ、そういえばフィボナッチ数列って昔読んだキャサリン・ジョンソンの伝記にもでてきたよ!」といって私が昔娘に買い与えた漫画の伝記を嬉々として見せてきました。要はそんな瞬間です。
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