第1回志望校診断サピックスオープンで分かったこと

先日受験した第一回志望校診断サピックスオープンの結果が出て、だいたい解き直し作業も終わりましたので結果について残しておきたいと思います。

5年生のサピックスオープンから各科目の問題が「Aタイプ:知識・基本理解等を確認するための問題」「Bタイプ:思考力が試される問題」に分けられます。この時期の志望校への志望校診断自体には何の意味もありませんが、AタイプとBタイプに分けて結果が確認できるところに我が家は価値を見出しました。

結果としてはだいたい以下のような感じでした。

偏差値AタイプBタイプ
算数56-5851-53
国語45-4756-58
理科52-5431-33
社会47-4947-49

結果を受けて以下の情報を読み取りました。


① 算数についてはこのままの学習スタイルで問題ない。あえて言えば、ステップアップするために今まで完全無視をしていた「入試問題に挑戦」や「思考力アップ」の問題を多少かじらせる。
② 国語については得意ではないと思っていたが、記述は別に悪いわけじゃない。知識問題も十分できていたので、あとは選択肢問題の正解率を上げるように訓練する必要がある。
③ 理科については見たことないような問題への対応力が課題。だが、現時点ではもっと基礎知識や基本理解の研鑽をこのまましていった方がいい。
④ 社会についてはぱっとしない結果だが、おそらくこのままの学習方法でそんなに問題ない。

週末に娘と一緒に問題を見直してみましたが、特に理科と社会については現時点においては難易度は全く高くありませんでした。むしろマンスリーテストの方が難易度は高いのではないかとすら思いました。別に娘の知識や理解に大きな問題があるようには少なくとも見えませんでした。ということは所見の問題を見たときにいかにスピーディーに自分の引き出しを開けられるかどうかという部分で対応できていなかったのだと思っています。

理科と社会について、上記のような記憶の引き出しを素早く引き出すためには徹底的に問題演習を積んでいく必要があるのですが、これについては6年生からでも十分な巻き返しは可能です。むしろ最終コーナー(6年の夏前くらいから)で徹底的に磨いていくことで鍛え上げられていくというのが私の認識です。それよりも現時点においては目の前の塾の学習に全集中するのでも全く問題ありません。したがって、娘の知識や理解に問題なさそうであれば偏差値がぱっとしなくても現時点では何も心配していません。

国語については選択肢の正答率がかなり低いという明確な問題が浮き彫りになりました。サピックスの先生からは「選択肢の問題を吟味する前に記述問題だと思って自分で答えをざっくり考えてから選択肢を見始めた方が良い」というアドバイスを既にもらっていますが、どうもいきなり消去法で取り組んでいるらしく、その結果紛らわしい選択肢に引っ張られて間違えてしまうようです。一方で記述については全般的に5割~7割くらいの出来です。つまり、文章がぜんぜん読めていないわけではないということが分かります。それよりは選択肢問題の解法というテクニカルな面を鍛えてあげればよいのかと思いました。これについては今後家庭学習の参考にしようと思っています。

算数については正直さほど心配はしていません。一方で、娘の場合は全体の成績を算数で引っ張り上げていく必要があります。そういう意味では偏差値60以上のパフォーマンスを安定的に出せるようにすべきだとは思いますが、現時点において娘にそれは意識してほしくないと思っています。したがって、このまま家庭学習をしつつ、次のステップに進めるために日々の中でちょっとずつ思考力問題への取組を取り入れるくらいにしたいと思っています。

4教科全体としての偏差値はだいたい50くらいでした。したがって、難関校の合格確率なんて推して知るべしというような結果です。5年生のこの時期においてこの確率は何の意味も持ちません。この確率を意識すべきなのは1年後くらいからでしょう。そうだとしても、今回サピックスオープンを受験したことで、娘の学習状況に新たな側面を見ることができました。そこに今回の価値があります。

昨日だいたいの解き直しが終わった後で私と娘で共有した認識は「これくらいの問題であればやっぱり普段のマンスリーテストくらいの点数は取らないといけないよね」ということです。5年生は秋にもう一回サピックスオープンがあります。だからと言って初見の問題への対策というものは今後も別途講じない予定ですが(その対策をするのはもっと先の話だと思っています。)、今回の共通認識は多少意識しつつテストに臨んでもらいたいと思います。

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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