1月新5年組分けテストの結果(アルファベット上位クラスからアルファ下位クラスへ)
先日サピックスにて新5年生の組分けテストが実施されまして、解き直し・復習作業が完了しましたので書き留めておきます。今回は以下のような成績でした。
四教科:得点率65%程度(偏差値56-59あたり)
算数:得点率70%程度(偏差値58-60あたり)
国語:得点率50%程度(偏差値50弱)
理科:得点率70%程度(偏差値56-59あたり)
社会:得点率70%程度(偏差値56-59あたり)
クラスとしてはアルファベット上位クラスからアルファ下位クラスになりました。クラスがどこかなんてのはただの記号でしかありませんので、正直私はそこに全く関心がありません。私の関心は常に「どこができて、どこができなかったか」です。また、5年生になってくると受験する学校も意識し始める必要があります。そういう意味では偏差値もしっかりと意識しておく必要があると思っています。引き続き「準上位層」という立ち位置ですので、このレベルであれば女子校であれば浦和明の星や洗足学園、雙葉というところがちょうどいい感じのレベルかと思います。仮に娘が桜蔭や女子学院の受験を希望したとしても、このレベルであれば親としてOKは出さないつもりです。娘は現時点において共学への進学を望んでいないので、おそらく女子校を中心に受験すると思っています。
一方で、娘には偏差値ではなく引き続き「何点取れたか」ということを意識してもらいたいと思っています。現時点において娘の最大のライバルは「過去の自分自身」です。そこを認識してもらって常に過去の得点よりも高い得点を目指して頑張ってもらいたいと思っています。また、娘にとってはクラス昇降は気になるところでもあるかと思いますので、アルファクラスに戻れたという点をしっかりと褒めてあげました。
さて、各科目について感じたことなどを書き留めておきます。
【算数】
サピックスの算数は、テキストの難易度設定こそ雑さはみられるものの、テスト内容には安心感があります。「ちゃんと過去に学習したことが定着してますか?」「できなかった問題をしっかりできるようになるまで訓練してますか?」そんなメッセージをテストから感じることができるからです。そういう意味で、きちんと毎週のテキストやマンスリーテストで間違えた問題をしっかり練習しておけばちゃんと得点として結果がでるように構成されています。娘は完全にミスなく問題を解き切ればだいたいいつも120点(得点率80%)程度取れる定着度だと思っています。そこにミスが重なると点数が悪化していくというのは一貫した傾向です。今回も2-3問ほど勘違い(例えばつるかめ算で、こたえじゃない方の数を出すなど)をしていましたので、その分点数悪化につながっていました。全体的にはいつもの難易度かと思いますので、このまま「後ろを見ながら」の学習を継続していけば何の問題もないと思います。
【国語】
先日のブログでも触れた通り、国語の問題は算数と違って普段のテキストとテスト内容にややギャップが見られます。サピックスでは通常授業で選択肢問題にほとんど触れません。ほぼ記述のみです。にもかかわらずテストでは選択肢問題が得点の多くを占めています。また、普段はあまり学習しない説明文のウェイトが物語文と同じということにも違和感を感じます。個人的にはちゃんと通常授業で触れる時間に比例したウェイトで出題すべきなのではないかと思っています。もし説明文を物語文と同じウェイトにするのであれば通常授業でももっと触れるべきなのではないでしょうか?また、記述にフォーカスさせたいのであれば、テストも記述を大部分にしてちゃんと普段の授業で練習している設問パターンで問題設計するのが筋なのではないかと思っているのですが、そうするとほとんどの学校の問題に対応できなくなってしまうからなのでしょうか?であれば通常授業でもしっかりと選択肢問題の解法訓練を積ませて欲しいと思っています。しょうがないので、説明文や選択肢については家庭学習でトレーニングを積ませるしかありません。これについては近いうちに国語科の先生に相談しようと思っています。いずれにしても、娘がこの先上位層に食い込んでいくためには国語の改善が不可欠です。このままでは他の三教科をどんなに頑張っても限界はあるでしょう。引き続き最優先科目として、特に説明文を中心に日々努力を重ねていきたいと思っています。
【理科】
理科は算数同様、サピックスからのメッセージをしっかりと感じることができます。「日常生活において「なぜ?」という視点を持っていますか?」「毎週のテキストはしっかりと復習していますか?」ということです。したがって、問題を見て特に違和感を感じません。ちゃんと身の回りのことに関心を持って過ごし、毎週のテキストをしっかりこなして定着させれば得点ができる設計になっています。そういう意味で、娘の70%という得点率は個人的にはイマイチだと思っています。やはり、80%の得点率は達成すべきだと思います。理科でも社会でも「そんなの知らない」ということは問題ではありません。知らなくてもちゃんと答えに辿り着ける問題もそれなりにあります。娘はまだ「知らない=解けないはず」という状況から抜け出せません。私は日頃から「○、×、?」を選択肢につけながら問題を解くように指示しています。これをすると知らなくて正解に辿り着ける確率が上がります。正解の確率が上がるということは得点率が上昇することになりますので、特に理科・社会の選択肢問題を解くにあたっては鉄板のテクニックなのです。理科についてもサピックスのメッセージ通りに引き続き学習を進めていきたいと思います。
【社会】
社会も理科同様のメッセージをテストから感じることができます。いくつか「こんなの知らないだろ(笑)」という問題もありましたが、非常に限られていますので何も問題ありません。「時事的なトピックに日頃から触れておく」「地図をしっかりと眺める」「毎週のテキストをしっかり定着させる」ことできちんと得点ができる設計にちゃんとなっています。社会も理科同様「○、×、?」のテクニックで結構乗り切れる問題が多いです。また、不必要に詰め込む必要はないんだということも改めて確認できました。社会というと何となく非常に細かいところまで詰め込みたくなりますが、大切なのはそこじゃないということです。もちろん基本的な事項については覚える必要がありますが、それ以上に「仕組み」を理解したり「地図を眺める」ということの方がよほど大切かと思っています。
いよいよ後2週間くらいで5年生のカリキュラムがスタートします。日々の復習をしっかりとこなしながら、また同時にうっすらと進学する中学校のイメージを持ちながら学習を進めていきたいと思っています。
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