サピックス偏差値70でも50でも中長期的に大切なのはそこじゃないと思うし、どちらも凄い。

この中学受験という人生のイベントを通して、娘には「目の前の目標に向かって全力で努力することの尊さ」や「学ぶとはどういうことか?」を体感してもらいたいと思っています。また、娘の本来潜在的に持っている学力を最大限引き出してあげたいと思っています。そのために考え得る最大の努力を親子でしているつもりです。最終的に娘がどの学校に進学するか全くわかりません。しかし、娘の選択肢を最大限増やしてあげられるようにしてあげたいと思っていますし、そのためにサピックスへの通塾という選択をしました。

さて、私は常々国公立並びに早慶以上の大学を卒業できるかどうかで社会に出た時の機会に差が出ると申し上げてきました。早慶以上の大学による差(例えば東大を卒業するのか早稲田大学を卒業するのか)はそこまで重要だとは考えていません。一定上の大学を卒業できたならば、あとは本人がいかに社会をうまく生き抜いていくかに大きく依存するからです。例えば開成高校を卒業し慶応大学に進学した学生と芝高校を卒業し慶応大学に進学した学生で何か違いはあるでしょうか?「学歴」という表面的なスペックだけ見ると、我々社会人の見方はどちらも「同じ慶応の人材」です。それ以前にどこの高校に在籍していたかなんてのは正直どうでもいい話です。では早稲田・慶応への進学は非常に狭き門なのでしょうか?私はそんなことはないと思います。大切なのは中学・高校の6年間においてもしっかりと継続的な学習努力ができるかどうかにかかっていると思っています。

例えばサピックス偏差値50というとどこの学校になるのでしょうか?男子であれば芝中学、女子であれば頌栄女子とかでしょうか。(他にもいくつか学校はありますが、とりあえず)各学校のHPを見ると、2023年度における芝高校の合格実績は早稲田:91名、慶応:52名(283名中)で、頌栄女子は早稲田:106名、慶応:124名(195名中)となっており、十分すぎる進学実績です。もちろん、サピックスに所属する子供の母集団の学力は統計的に他塾の母集団よりも高いと言われていますので、どちらの学校も他塾からすると偏差値60前後の学校だからというのもあります。それでも、サピックス偏差値50以上の学校に進学できると、その後ちゃんと継続努力さえ怠らなければ早慶以上の大学進学への道は十分に開けていると考えることができます。

私が言いたいのは「何が何でも御三家」なんてことは全くないという事です。だからと言って最初からサピックス偏差値50の学校を目指すのがいいというわけではありません。我が家も気分としては「目指せ偏差値70」くらいの勢いで日々の学習に取り組んでいます。でも世の中にはどうしても乗り越えられない壁というのも存在します。娘は今サピックス偏差値55-60の間くらいですので、最終的に偏差値70以上に到達できる確率は(統計的には)極めて低いでしょう。(もちろん、そんなことは娘には言いません。)しかし、本人にとってオーバーキャパシティにならない(いや、ちょっとオーバーするくらいがちょうどいいと思っていますが(笑))くらいの負荷をかけ、最終的に帰着する娘の学力(当然それ以外の要素も考慮すべきですが)に合った学校に進学できたらと思っています。

とりとめもない話になりましたが、常に最善の努力・準備をして、さらに継続努力を怠らなければ人生は可能性しかないという事です。

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