日常における「なぜ?」を見逃さない姿勢は重要
昨晩仕事から帰ると娘が年末年始に親戚から買ってもらった間違い探しの本を見ていました。その中の1ページに門松が載っていたわけですが、娘が「そういえば門松ってなんで飾るんだろうね?」という質問をしてきました。・・・正直私も知りません(笑)娘と一緒にGoogleで調べてみると、福を呼ぶ神様へのアピールが目的だとか。しかも、関東と関西で飾る期間が違うという事も分かりました。ところで、先日解いた2023年桜蔭の問題におせち料理の問題がありました。「次にあげるおせち料理の品目で植物が原材料となっているものをすべてあげなさい」という問題です。その選択肢の一つに「田作り」がありました。当然ですが、娘は「田作り」が何なのか知りません。ちょうどちかくにあったおせち料理の田作りを見せると、「あーこれ田作りっていうんだ!」と目から鱗状態となっていました。では、なぜ小魚なのに「田作り」なのか?・・・正直私も知りません(笑)結局こういうことなんです。私たちの日常生活は日本の風習にあふれかえっているにもかかわらず、素通りしすぎていたわけです。今の中学受験は小学生にこうしたところをガンガン突いてきます。こうした素通りを防ぐ方法はなんなのでしょうか?それは「なぜ?」と思う気持ちを強く持つことです。
サピックスでは上記のような常識をしっかりテキストに盛り込んでいます。テキストに出てくるようなことはさすがに学んだり・覚えたりしていますが、それでもカバーしきれないことはたくさんあります。それは家庭で補っていくしかありません。例えば、サピックスの理科のテキストには二十四節気や七十二候が毎週書かれています。ただし、これはテストで聞かれることは稀です。最初の頃はこの部分もしっかり覚えようと気合を入れていましたが、いつしか素通りするようになってきてしまいました。ここ最近のエピソードを踏まえて、心新たに改めて身の回りのことに「なぜだろう」と思う気持ちを娘だけでなく、私自身も思う事で私が知り得たことも娘と共有していきたいと考えています。
日本での生活・日本という国を考えれば考えるほど「神」と「自然」の存在を無視するわけにはいきません。日本人は日頃から様々なものに神の存在を見出してきました。私はここに日本人の本質を感じていますし、娘にもこの部分はしっかりと理解してもらいたいと思っています。(別に娘に何か特定の宗教に入信してほしいわけではありません(笑))もしかしたら将来娘は海外に出て仕事をするかもしれません、海外に出なくても日本にいながら外国人と一緒に仕事をする機会に出会うかもしれません。そうした時に大切なのは「日本人であること」です。このアイデンティティは国際的な環境に身を置けば置くほど重要だと、日頃外国人と共に仕事をする機会の多い私が断言します!中学・高校になるとホームステイなどの機会もあり、どうしても海外に目が行きがちになります。したがって、日本について落ち着いて学べるのも小学生までなのかもしれません。そういう意味で、私は娘が小学生である間は海外旅行には行かずに、今後も引き続き国内旅行を通して日本というものを見せ続けたいと思っています。
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