娘の2023年を振り返る

ついに今日で2023年も終わりです。つい先日「もうすぐ新4年組分けテストかー」なんて思っていた記憶があります。1年あっという間です。ということは、あっという間に「もうすぐ新6年組分けテストかー」「もうすぐ入試本番かー」という感じになるのかななんて今から想像しています。

さて、大晦日ということで改めて娘の2023年について振り返っておきたいと思います。

まず最初に娘自身についてです。2023年は娘の内面に大きな変化がありました。それは「反抗期」です。大きな変化を認識し始めたのは秋以降ですが、正しい正しくないは一旦置いておいて自分自身の主張や考え方というものを強く持ち、それにそぐわないものに強く反発するようになりました。それは今この瞬間も続いていますが、まるで蝶における蛹の時期のようなものなのかなという感想を持ちました。見た目にあまり変化は見られませんが、その内部では刻一刻と変貌を遂げているような感じです。おそらくですが、これは人間の正しい成長過程だと思いますので、親としては粛々と受け入れていくしかありません。しかし、親子関係の悪化につながっていないことと、根本的には真面目な性格であることが奏功し、勉強自体をしないという学習態度の悪化にはつながっていません。娘の反抗が牙を向くのは私が娘の学習に大きく介入して行った時です。

次に、学習面全般についてです。一番大きく変わったのは「字が上手くなった」ことです。特に、夏休みにすみっこぐらしのひらがなドリルを使って文字の練習をした後くらいからまともな文字が書けるようになりました。急いでいる時ややる気がない時は字が雑になりますが、それでも多くの場面において文字や数字を綺麗に書けるようになりました。(ちなみに、綺麗に書いてもテスト時の転記ミスが発生するのは興味深いです(笑))文字が綺麗に書けるようになったことで、「機械」「薩摩」「飛騨」といった難しい漢字を習得するスピードが速くなりました。したがって、漢字の先取りがスムーズに行えるようになりました。3年生までは複雑な漢字を書かせるとぐちゃぐちゃになってしまい、漢字の先取りが非常に困難でした。公文や漢字ドリルでいくら先取りをさせてもそもそも漢字がまともに書けないので、先取りどころではありませんでした。今はそんなことはありませんので、先取りを少しずつ進めることができています。

また、自走学習もちょっとずつできるようになってきました。中学受験の結末がどうであれ、中学受験というイベントを通して「勉強の仕方」はぜひとも身につけて欲しいと思っています。私が社会に出て痛感したことがあります。それは意外に勉強の仕方を知っている人は多くないということです。勉強の仕方を知らないからすぐ人に聞いたり、非効率な勉強で無駄に時間がかかったりする上に結果が出ない人が多いと思っています。この中学受験というイベントを通して娘にはぜひ「勉強の仕方」を身につけてもらいたいと思います。本当の本当に一生もののスキルだからです。そういう観点において、私は来る日も来る日も伴走を通して娘に勉強の仕方を教え続けています。外部からみると「めちゃくちゃ伴走している親」に見えると思いますが、「問題の解き方」を教えている時間なんてほとんどありません。そうではなく「勉強の仕方」を教えています。その甲斐もあり、ちょっとずつ勉強の作法については身につけつつあります。今後も「学習アドバイス」と「勉強の仕方」に注目して娘の伴走を続けていくつもりです。これは私が娘に授けてあげることができる数少ない無形資産だと思っています。

次に、成績面についてです。アルファ上位クラスでスタートした小4でしたが、アルファ下位クラスとアルファベット上位クラスをふらふらすることが多かったと思います。サピックス内での相対的な成績は1年を通して上がることはありませんでした。また、振り返ってみると範囲ありのマンスリーテストよりも範囲なしの組分けテストやサピックスオープンの方が成績が良い傾向でした。したがって、マンスリーで振るわないクラス推移を組分けテストで一気に復活させるような感じでした。もしかしたら日頃の学習に不十分なところがあるのかも知れません。国語はあまり成績に違いはみられないのですが、算数・理科・社会については大きな違いが見られます。範囲なしのテストになると明らかに偏差値が上がります。いろいろ情報収集すると、組分けよりもマンスリーテストの成績が良い方が好ましいような話もありますので、これは悩ましいです。

最後に、私の日々についてです。娘は4科目の中で国語に一番問題を抱えています。したがって、この1年間は特に国語のサポートを重点的に行ってきました。確かに学力は上がったかも知れません。一方で相対的な偏差値として目にみえる向上が見られたかというと見られていません。この先も引き続き国語については重点的にサポートを続けていくつもりです。娘に論理的思考がないかというと決してそんなことはないはずです。なぜかというと、算数ではきっちり論理性を持って問題を解けているからです。「Aという原因があるのでBとなり、その結果としてCになる。」そいう考え方は間違いなくできます。にもかかわらず国語の説明文は壊滅的・・・私的には七不思議です(笑)いずれにしても娘の成績の鍵は国語が握っています。算数が全体を引っ張っていますのである程度のレベルの学校は射程圏内に入るでしょう。しかし、そこで合格ラインに到達するためには国語の出来によります。国語がこのままできないと間違いなく合格確率を大きく低下させます。それくらい受験本番は「算数ができることを所与とした上で、国語の出来不出来で決まる」と思っています。

ここから半年くらいかけて娘と一緒にターゲットとする中学校を決めていこうと思っています。半年くらいすると現実的に狙えそうかどうかがわかってくると思うからです。今振り返ってみると小4で文化祭訪問をしたのは良かったと思っています。文化祭訪問をしたことで、それぞれの学校のイメージは娘の中ではすでに出来上がっています。ターゲットを考える上で、子供がイメージできるかどうかというのは本当に重要です。

引き続き年末年始の雰囲気を楽しみながら、2024年が我々親子にとって素晴らしいものになるように祈りたいと思っています。

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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