娘の英語教育
「私も英語しゃべれるようになりたいな・・・」昨日ポツリと娘がそんなことをつぶやきました。娘の口から英語が話せるようになりたいと出たのは私が記憶している限り初めてです。
おそらくですが、上記の発言に至るには様々なきっかけがあったんだと思います。地域柄なのかもしれませんが、娘のクラスには両親もしくは片親が外国人の子供が一定数います。娘のクラスはだいたい30人くらいでして、そのうち5人くらいがハーフの子供です。さらに、両親とも日本人でも早期教育だったり、外国に昔住んでいたりしたことで英語を話せる子供も何人もいるそうです。今娘がクラスで一番仲が良い友人も日本人とアメリカ人のハーフの子です。また、自宅では私がテレワークの時は英語で電話をしていたり、外国の同僚と英語でウェブ会議をしていたりしますので、「英語」というものは娘にとって身近な存在です。そういった環境の蓄積の結果、上記のような発言に至った可能性はあります。
娘には幼稚園の年長くらいから小学3年生まで公文英語をさせてきました。ずっとEペンシルで英語の発音を聞いてきたせいか、なぜか発音だけは良いです。一方で、最終的には文法面がまったく身につかずに最後の方はただただ苦痛になってしまったということもあり退会に至りました。英検は5級は持っているものの4級は受けていませんし、おそらく小学生の間は受けることもないと思います。公文英語に加えて週に1回オンラインの英会話もずっとさせてきました。英会話もずっとパッとせず、「Yes」か「No」くらいしかしばらく言えていませんでした。そうこうしている間に小4に突入してしまったので、英語をやっている余裕もなくなり今は劣後させています。とはいっても、完全に火を消すのもなんだかなぁと思いまして引き続き週1だけオンラインの英会話は続けています。
子供の英語教育は家庭の数だけさまざまな考え方があるかと思います。私自身が海外に住んだこともなく、留学したこともなく、社会人になっていきなり外国人と一緒に働きだしてやむを得ず英語を使いだしたこともありますが、私は英語については「相手に自分の意見や主張を伝えたい気持ちを強く持つ」ことができれば基本的にはいつでもできるようになると思っています。日本人は「間違えない英語」を結構意識しますが、実際に外国人と話す必要性に迫られると文法があっているかどうかなんて気にしている場合ではなくなります。また、様々な国の人が集まって話す場面においてはネイティブではない人たちも多数いますので、正しい文法かどうかなんて正直そこまで気にしていません。何よりも「伝わるかどうか」が重要です。最悪単語と単語を繋ぎ合わせるだけでもいいのです。一方で「読み・書き」についてはさすがに文法理解がないと厳しいものがあります。。個人的には中学生になってからしっかりと文法を学び始めても問題ないのではないかと思っています。(そんな甘い事言ってたら今の大学受験は乗り切れないのかもしれないですが(汗))
いずれにせよ、今の段階では「相手に言葉で何かを伝える」だけで良いとすると、必要になるのは「伝えたいという情熱」です。その情熱が今の娘にあるのだとすれば、それを誰かにぶつけていくことで「英語のコミュニケーション能力」は養われていくと思っています。もしかしたら娘は将来的に外国人と交流する機会が多くなるかもしれません。その時に「文法的に正しくないから話せない」というしょうもない事を考えるような人間にはなってほしくありません。そんな考えは外国人とのコミュニケーションにおいては不要だからです。したがって、「何でもいいからとにかく口に出してみる」という考え方だけは今の段階から伝えておきたいと思っています。
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