親子で辛かった売買損益算
11月は本当にきつかったです。これまでで一番親子共にきつかったと思います。
P算数オンラインの話です。ここしばらくは「売買損益算」をやっていました。武井先生曰く、「ここが今まで一番きつい単元です。」とのことですが、本当の本当にきつかったです。でも武井先生最近いつも「ここが一番きついです」と言っているような気が・・・(笑)
売買損益算とは例えばこのような問題です。
「原価300円の製品を300個仕入れ、2割の利益を見込んで定価を設定しました。ところが、一部の製品に不具合があったため販売することができず、利益の総額が当初見込んでいた金額よりも1割5分ほど減ってしまいました。不具合があった製品の個数を求めなさい」
売買損益算はつきつめるとただの四則演算なので難しくないといえば難しくないのですが、ただし「原価」「定価」「売価」「利益」「損失」といった概念が小学生には難しいのです。似たような言葉が並び混乱すると共に心がへし折られます。「もうやりたくない!」何度も言われました。娘が生まれてこの方勉強をしていてそんなことは一度も言わなかったのですが、ついにこの単元でその言葉が出ました(笑)
P算数オンラインでやっていることは先取りですので、正直ここで理解できなくても全く問題ありません。嫌ならスキップしちゃえばいいのですが、P算数オンラインは一つずつ消化していかないと次に進めないシステムですので、嫌でもやるしかありません。私も娘の機嫌を取るためにあの手この手を尽くしました。わからないのであれば計算や途中過程を手伝いました。しかし、手伝いすぎると今度は逆に「分かってるから手伝わないで!」と不機嫌になる始末。私も今月はだいぶ神経すり減らしましたよ(笑)
そんな売買損益算も今朝の宿題でようやく終了しました。来週からは「食塩水濃度」の単元になります。概念として難しい単元ではなく、武井先生も「来週からは気楽になりますよ!」とおっしゃっていたので、期待したいです。
このブログではこれまで何度も言及していますが、小学5年生の算数は重いです。小学4年生の算数とは比べ物にならないくらいきついです。計算量・プロセスの複雑さがぐっと上がってきます。でも中学受験の重要概念である「比」の単元をまだこなしていませんので、比の単元を超えるとさらに負荷が高くなるんだろうなぁと思うと若干萎えてきます。
私はP算数オンラインで娘が先取り単元を仕上げられることを期待していません。「まっさらな土地をざっくりと耕しておく」くらいで十分だと思っています。一度ほぐしておくとサピックスでその単元に触れた時にだいぶ復習が楽になることと、定着が早い気がします。「既視感」って大切だと思います。そうした意味でP算数オンラインをやる意味は十分にあるのですが、いかんせんほんっとにヘビー・・・。これをちゃんとこなせるご家庭がどの程度あるのか不思議でなりません。武井先生の解説動画は非常にわかりやすいですし、武井先生もこれでもかという位丁寧に噛み砕いて解説してくださります。ただ、不思議なことに動画を見て理解するというのは小学生にとって想像以上にハードなのではないかと思っています。同じことを話していても対人なのと動画なのとでは吸収量が全然違ってくるのです。なぜかは分かりません。でも目の前で起きているのはそういう現象なのです。
今週サピックスでは水の深さの問題をやっています。P算数オンラインではすでに水を入れたり抜いたり、容器の形が複雑だったりと非常に負荷の高いパターンをこなしてきていますので、そういう意味では既視感があると共に、「設定が単純で楽だなぁ」くらいに娘が思えるような状況を作り出してくれます。先取り学習をしたからと言って先取りをしなかった場合よりも学力が上がるようなことはあまりありませんが、中学受験生活に幾分かの余裕はもたらしてくれます。我が家では「P算数オンラインで先取り→サピックスで定着」のサイクルがうまくはまっている気がします。ただ、P算数オンラインが回せているのは私ががっちりサポートしているからに他なりませんので、家庭によってワークするしないは別れるところなのかなと思っています。
いずれにせよ、売買損益算はきつかった。。。
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