娘の社会科見学【20】 ブラインドサッカーボランティア

今日は娘とボランティアに参加しました。日本ブラインドサッカー協会が開催している障害者ボランティアのイベントです。ブラインドサッカーとは視覚障害を持つ人々がサッカーを楽しめるようにしたもので、サッカーボールに鈴のようなものが組み込まれていて音でボールの位置を把握できるようにしています。

転がると「シャラシャラ」と音が鳴ります。

視覚障害を持つ子供との交流は娘にとって初めての体験です。ボランティアの準備をしていると、参加する子供達がコートに入ってきました。どうしていいか分からず戸惑う娘でしたが、とりあえず近くにいた全盲の男の子とボールを蹴り始めました。普通に蹴りあっていても、上手くいきません。そのうち「ボールここにあるよ!」「今からパスするよー」など徐々に声かけができるようになったり、ボールを男の子が蹴りやすい位置に置いてあげたりできるようになりました。

自己紹介の時にその男の子は娘と同じ小学四年生であることがわかりました。最初は男の子も緊張していた様子でしたが、ボールを蹴っていくうちに次第に笑顔を見せるようになりました。スポーツの力って本当にすごいです。

1時間強程度のイベントでしたが、ブラインドサッカーを通して最後の方は年齢関係なしに打ち解けてお互いサッカーを楽しむことができたと思います。娘は日本ブラインドサッカー協会のスタッフの方にもブラインドサッカーの指導をしていただくことができまして大変勉強になったと思います。

今日は娘にとっても貴重な経験になったのではないかと思います。社会に出るとさまざまな立場の人たちがいます。人それぞれ個性はあるかもしれませんが、そこに優劣は存在しません。すべての人が幸せに人生を過ごせるべきであり、私たちに求められていることは「他者への配慮や思いやり」です。娘にはどんな人に対しても分け隔てなく配慮や思いやりを持てるような人間になってもらいたいと思います。

数ヶ月前にはとあるスポーツイベントで観客からゴミを回収するボランティアに参加しました。女の子のゴミ回収が珍しかったのか、ものすごくゴミが集まったのですが(笑)ゴミ回収を通してさまざまな人との接点が発生したり、自分のやっていることが誰かの役に立っていることを体感できるきっかけになりました。

ボランティアへの参加は娘に今までなかった視点や気づきを与えてくれると思っています。今後も積極的にボランティアへの参加を通して社会参加の体験をさせたいと思います。

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