説明文の読み方に関する雑感

昨日、先日サピックス国語科の先生から頂いたアドバイスを基に娘と新四年生になってからこなしてきた国語Aテキストの「読解メソッド 解答編」の説明文のみを取り出して読み返しました。「読解メソッド」とは、四年生になってから学習する読解テクニック学習のパートを指します。基本的に文章1ページと読み解くための穴埋め問題1ページから構成されています。また解答にはサピックスの方で提示している線の引き方やメモなどが書いてあります。

これまでサピックス四年生の授業を通して24単元をこなしたことになりますが、その中で説明文はわずか6-7回ほどしかありません。しかも新四年生の頃の読解メソッドは3年生の延長線上なので大した内容にはなっていません。となると、実質的に5回分くらいしかないのですが、改めて読み返すと実は説明文で学習した読解テクニックはさほどないことが分かりました。それもすべて全体の文章構造に関するものばかりです。物語文のように出来事の順を追って・・・のようなものではありません。

説明文は作者の主張を肉付けしています。どう肉付けしているかというと①肯定的な内容(及び根拠)②否定的な内容(及び根拠)③具体例という感じかと思います。ふくしま式において福嶋先生が「くらべる力」を重視せよというのはここに起因します。サピックスの先生が「ざーっとななめ読みせよ」といったのは③にいちいち時間取られるなよと解釈しています。そういえば、浜学園も同じような読解法を推奨していました。限られた時間の中で効率的に得点を稼いでいくためには①ざーっと読む(マクロ読み)②設問にとりかかる③必要に応じて精読という順番でこなすようにトレーニングすべきなのでしょう。

娘は現在のところ物語文に対しては苦手意識を持っていません。(説明文は文章がつまらないと思っている上に、やや苦手意識を持っています。)そうなるとまず今月については説明文の問題演習を引き続きすべきなのでしょう。「説明文15-20分、物語文20-25分、漢字・語彙5分でこなす」という意識を親子で共有しながらタイムマネジメント能力も養っていこうと思います。

過去のマンスリーテストや組み分けテストについては復習しすぎているところがあるので、国語の要とAテキストの「読解演習」を使ってやってみたいと思います。

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