「基礎力定着テスト」を軽視したことを後悔している話

私は最近気づいたことがあります。

「マンスリーテストの算数のパフォーマンスと基礎力定着テストのパフォーマンスが緩やかに連動している」と。

「基礎力定着テスト」とは毎回の授業前に行われる算数の小テストとなっており、最近学習した単元が主な出題範囲となっています。サピックス生は塾がある日にこのテストを受けることができ、自分たち(もしくは隣の席の子)がマル付けをするために結果は即日分かります。

以下のブログでも書いた通り娘の現在の算数の立ち位置は偏差値59~61くらいで、悪い時は55~56、良いときは62~63くらいの成績となっています。(ただ、算数については国語に比べてそこまで成績のブレは大きくありません。)

さて、この算数ですが娘の成績がブレる原因は基本的に「ケアレスミス」からきています。成績が振るわない時(例えばこの間の8月マンスリーテスト)は計算ミス・読み間違いが多い時です。限られた時間の中で基本急ぎながら問題を正確に処理していくことが求められていますので、「ミスしやすい状態」であることは疑いの余地がありません。それでもミスをほとんどせずにこなせる子供とこなせない子供がいるという事は、基礎となる計算処理の正確性はさることながら深いところでの問題理解という部分も一部あるのではないかと思っています。つまり、基礎の鍛錬に甘さが残っているわけです。

私は中学受験算数においては一部の超難関校を除き難問が解けるようになる必要は全くないと思っています。それ以上に「解ける問題をいかに落とさないか」が基本的には問われていると理解しています。そうした意味で日々の学習においては基礎の鍛錬が何よりも大切だと考えています。

さて、私は正直この「基礎力定着テスト」というものをやや軽視していたところがあります。もちろん間違えたところは解き直しをさせていますが、間違えの原因がほとんどの場合において「解法は分かっていたもののケアレスミス」であったからです。「まぁ、本気出したら解けているわけだから大丈夫だろう」と思っていました。新4年生が始まって約半年、改めて娘の基礎力定着テストでのパフォーマンスを眺めていたところマンスリーテストの結果となんとなく連動していることに気づきました。つまり、普段の基礎力定着テストにおいて点数が低く出ている(80点~90点くらい)ような時期のテストはパフォーマンスが落ち、基礎力定着テストで毎回100点を連発しているときのテストはパフォーマンスが良くなる傾向が若干あったわけです。となると、やはり普段の基礎力定着テストできっちりと100点を取り切る姿勢というのは極めて重要であることと、間違えてしまった問題についてはその後1度だけなくしつこく振り返って「高速で」解答にたどり着けるような状態まで仕上げていく必要があると再認識しました。(サピックスでは基礎力定着テストの他に「デイリーチェック」と呼ばれるテストもありますが、問題数もやや少ないという事と前回の単元がしっかり復習できていると100点が比較的獲りやすいということもあり、テストとの関連性はあまり見られませんでした。)

上記のことが分かってからは、過去に間違えた問題だけを別にデータで保存しておき、毎日1問で良いので基礎トレの延長線で解いてもらうようにしています。また、毎回の基礎力定着テストにおいてもテンション高めで臨んでもらうようにしてもらっています。(ちなみに相当言ったこともあり、今週前半に行われた基礎力定着テストは100点をとってきました。でも、本当に久々です。)10月マンスリーまでの基礎力定着テストの結果に注目しつつ、間違えた問題についてはしっかり仕上げていきたいと思います。(時間をかけて解けても意味がありませんので、ちゃんと図や式を書きつつ「高速」で正解まで持って行ける状態にする必要があります。)

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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