小4の前半戦を振り返る

サピックス小4の前半戦も終了しました。中学受験本番まで残すところ約2年半となります。
ここでいったんこれまでの半年間を振り返っておきたいと思います。

娘は小2からサピックスに通っていますが、正直小3の最後までの成績はだいたい真ん中くらいの状況でした。人並み以上に学習時間はとっていたとは思いますが、サピックスでの偏差値をあげるというよりはもう少し長期的な視点でサピックス以外のことをたくさんやらせていたと思います。また、習い事もたくさんやっていたうえに友達と遊びに行ったり、色々なところに出かけたりと「体験」を重視していましたので、成績が伸び悩んでいたのもある意味妥当だったのではないかと今は考えています。

今年の1月に実施された新小4の組み分けテストになると、問題の質が急激に変わりました。国語も算数も急に本格的になり、中学受験感が漂う問題に様変わりしました。小3までのテスト内容よりも小4からのテスト内容の方が娘にしっくり来たのか、1月の組み分けテストから急に偏差値が60を超えてくるようになりました。これまで復習テストや確認テストで偏差値60以上を出したことは何度かありましたが、出題範囲に限定がない実力系のテストは軒並み偏差値50近辺でしたので、突然上昇した印象があります。

急に偏差値が上がってきたこともあり、新4年生はα上位クラスからスタートすることになりました。そこから春先にかけて成績が下降することになります。下降の主な原因は小4から加わった理科社会にありました。サピックスの授業にはついて行けていたものの、限られた時間でたくさんの問題をさばいたり、出題形式になじめなかったりとどちらも偏差値40台くらいから出発しました。その後問題の解き方を教え込んだことと、四谷大塚の「演習問題集」を使ってさまざまな角度から問題演習をこなしていったことで、どちらの成績も上昇し始め今では理科社会の2教科平均でだいたい57~62くらいのレンジまで持っていけるようになりました。したがって、α上位クラスから下降し始めたクラスは一時期アルファベット上位にまで行くことになりますが、そこからやや盛り返し始めて今はα中位クラスという感じになっています。

国語についてはこのブログでも何度も触れているように、徐々に改善傾向にあるものの偏差値の振れ幅が40台から60台とまだまだ大きいです。女子の難関校は国語の難易度が非常に高いので、国語の安定はこれからの展開に重要なカギを握ってきます。ですので、この夏も最優先科目としてひたすら基礎体力をつけ続けています。

残り2年半は短いと言えば短いですが、まだ時間があると言えば時間があります。小学生の成績は本番前日の1月31日まで伸び続ける(なんなら2月1日の朝まで伸び続ける)と思っています。そう考えると、これからの道のりもある意味マラソンレースのようなものですので、最終的に志望する中学校に合格するくらいの立ち位置にいれば良いわけです。マラソンレースとはいうものの、そのゴールは子供毎に違います。(最終的には似たようなゴールを持つ子供たちがひとくくりにされ、その子供たちの中での競争にはなりますので、その中でアウトパフォームしていかなければなりませんが。)したがって、各家庭ごとにそれぞれの作戦を立てながらこれから進んでいくことになるんだろうなと思っています。

当然偏差値が高ければ高いに越したことはありませんが、私的には娘が今トップレベルにいなくても全く問題ないと思っています。中学受験というレースの全体的なペースが上がってくるのは1年後くらいからだと思います。全力疾走するのはまだ早いです。もちろん毎回のテストでは後悔が無いように本気でぶち当たってもらいますが、それでも日常の過ごし方にはまだまだ心身ともに余裕をもって過ごせていると思います。

究極的には「中学受験を経験して本当によかったね」と子供と二人で感じることができれば良いかなと思ってますので、そこに向かって「楽しく!」娘とこれからも二人三脚でやっていきたいと思います。

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