社会は記述重視で取り組んでいます。
相変わらずのテーマで大変恐縮ですが、今日は社会についてです。
私は社会の勉強方法については、一問一答ではなく大きな枠組みやストーリーとしての理解が非常に重要であると考えています。
私の場合、中学受験においても大学受験においても社会は記述力を試される学校の試験を受験したために、特に小学5,6年や高校3年は記述のトレーニングを積んだ記憶があります。
何か記述の問題集を買ったわけではなく、自分で記述のテーマを決めた上でそれについて書いていくといったやり方です。中学受験の時は、それをかなりやりこんだこともあり、歴史の記述問題でドンピシャの問題がたまたま本番で出題されました。
記述のトレーニングは一問一答で知識を頭に叩き込んでいくよりもはるかに効率的に知識の定着を図ることができると考えています。さらには、未知の問題が出された時においても応用がききますので非常にお勧めです。
特に難関中学の問題は教科書的な一問一答の問題比率が低いように見受けられますので、初見の問題でも対応できるように今の内から大きな流れの中で社会という科目を把握していけるようなトレーニングを積んでもらいたいと考えています。
現在サピックスの社会は理科に比べてたら問題量としても負荷が軽いように思えます。だからこそテキストの中身を徹底的に流れとして定着してもらえるように工夫してあげる必要があると考えます。
我が家ではサピックスのテキストに関連した記述のテーマを挙げられるだけ私の方で挙げておいて、娘に文章として書いてもらったり口頭で説明してもらうようにしています。(当然解答例も私の方で作成しています。)サピックスのテキストの中にも記述の問題はありますので、それも転用しています。例えば春期講習の内容であれば、以下のような記述問題を娘には課しておりまして毎日ちょっとずつ答えてもらうようにしています。
- とうふの作り方がみそ・しょうゆの作り方と大きく違っている点について説明しなさい。
- 「JAS」マークとはどのような役割をもっているか説明しなさい。
- 昔の日本で肉を食べることが禁じられていた理由について説明しなさい。
- 「養殖」とは何か説明したうえで、通常の漁業(海で魚を獲ること)と比べて何が良い点なのかについて説明しなさい。
- 日本の畜産農家が外国からの輸入肉にたいこうするために行っているくふうについて説明しなさい。
上記はあくまでも一例で、一単元当たり10テーマくらいの記述問題を作ってあげています。例えば「養殖」という言葉一つとってみても、言葉を覚えるのは簡単ですが、実際養殖にたいしていろいろな角度から質問をされると意外に答えられないと思います。そうならないように養殖についていろいろと語れるようにすることが大切であると考えています。こうした「説明できる知識」をいろいろ持っておくことは初見の問題に対する武器となると考えていますので、社会の学習方法としては意味があると思っています。
一旦大きい枠組みを理解してしまえば、細かい知識を入れていく意味が増してきますし、社会の勉強方法としては大学受験に至るまでこのやり方が良いのではないかと経験上考えています。
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