娘の社会科見学 ⑦JFEスチール東日本製鉄所見学

いよいよ今回の旅行のメインイベントであるJFEスチールの製鉄所見学です。

製鉄業は日本の産業の原点であり、日本が現在でも世界に誇れる技術を持っていますので是非一度娘とは工場見学に行ってみたいと思っていました。たまたまJFEスチールが春休み工場見学会を実施しているということを知り、数ヶ月前に申し込みをして今に至ります。

日本を代表する製鉄会社「JFEスチール」東日本製鉄所には世界に誇る最新鋭の製鉄設備があります。

企業秘密とのことで工場内部の撮影許可はおりませんでしたが、今回は熱延工場を見学させてもらえました。

「熱延」とは溶鉱炉で精錬した鉄を分厚い鉄の板に成形した後でローラーを使って薄い板に引き伸ばしていく工程です。真っ赤な鉄の塊をローラーと水で冷やしたりしながら徐々に引き伸ばしていき、最終的にはものすごい長さの鉄板に仕上げていきます。したがって、工場自体がめちゃくちゃ長い。1000m位はあるのではないでしょうか。

工場内は巨大な機械の轟音と共に、間近に高温の鉄板があることでものすごい暑かったです。また製鉄工場独特の匂いもありました。最終的にトイレットペーパーのような形にしてお客様に鉄を納品するそうです。東日本製鉄工場で製造される鉄は主に自動車部品に使われるということで、約40%をタイやインドネシアにある日本の自動車工場に輸出しているそうです。

また、危険のため工場内に入ることはできませんでしたが、巨大な溶鉱炉も間近で見ることができました。一度稼働を止めてしまうと鉄が溶鉱炉内部で凝固してしまうために、火入れした後は基本的に24時間365日鉄を製造し続けるそうです。

お土産にもらった「コークス」と「鉄鉱石」

企業としてより多くの利益を出すために、鉄鉱石をより安い価格で輸入しているそうです。安い鉄鉱石は小粒で不純物が多く含まれているため、日頃の研究開発を通してより高度な製造技術を磨き続けているとか。

今後電気自動車の普及に伴いより軽量な鉄が求められくるので、そこが日本の製鉄会社にとって大きなビジネスチャンスになるはずだと熱く語られていたのが印象的でした。

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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