サピックスで実力に合ったクラスに入ることの重要性について

娘には小学二年生からサピックスに通わせています。決して低学年から受験戦争に参加させたかったわけではないのですが、受験が本格化する四年生以降になって通わせたいと思った時に募集停止となっていたら困ると思ったからです。募集停止という概念がないと仮定すれば、今振り返ると小学二年生からサピックスに通わせる意味はあまりないと考えています。一方で、理科社会が始まる小学三年生から通わせる意味はあったと考えています。これについてはまた別の機会にお話したいと思います。

さて、娘は以前のブログでもお話した通り国語の成績にかなりのブレがあり(偏差値30台〜60台)、長文読解の文章や問題との相性によって出来不出来が大きく変わります。このことは娘の国語力が道半ばであることを示しており、これを解決することが今後難関校を目指していく上で極めて重要な課題となっています。

算数の成績が上位で安定している一方で、国語の成績が物凄くブレると2科目の総合偏差値が算数と国語の間になってしまいます。サピックスのクラスは総合偏差値をベースに決定されますので、例えば算数の偏差値が60で国語の偏差値が38だとすると、だいたい総合偏差値で52〜53くらいになり、全体で真ん中くらいのクラスに振り分けられます。すると何が起きるか?本人の実力とは合わないクラスに振り分けられることになります。したがって、三年生の間は本人の実力に合ったクラスにいる期間が短かったように思われます。

例えば算数だと、本人はテキストの問題が簡単なのでサクサク授業中に進めていきたいにもかかわらず他の子が終わるのを待っていなければいけなかったり、わかっているような問題の解説が延々続くような感じになります。それでも待ちきれずにテキストの問題演習を勝手に進めようとして、先生に制止させられたことも何度もありました。国語であれば、いまいち記述問題が書けない中で他の子がどんどん正解をしていくことである種の劣等感を抱いてしまう機会というのも散見されました。どちらも本人的には面白くない展開です。

一方で、本人の実力にカチッとはまるクラスに所属した時は授業を楽しく感じたり、自宅での復習にも精が出たりと何かと物事がうまく進むことが多かったように思えます。結果として、その期間を含む復習テストや確認テストでは良い結果を生んでいたかと思います。

三年生の時の経験があるので、親としては「頼むから算数と国語の成績が同じくらいになってくれ」とは思っております。今後のことを考えると冒頭書いたように国語の成績の安定性が鍵を握ってくると思います。したがって、娘には毎回毎回のクラス分けを伴うテストに於いては、しっかり実力を発揮して分相応のクラスに入ってほしいと願うわけです。もちろん良い結果が出た方が親子共々気分が良いですが、究極の目標は第一志望の中学校に合格することですので、そこを目指して一歩づつ進めば良いのではと思います。そのために、毎回毎回のテストで一喜一憂しつつも、先月・三ヶ月前・半年前の娘と比べて進歩しているかどうかを意識してトップクラスが分相応であると言えるように頑張ってもらいたいです。

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