我が家のサピックス「国語A(国語的基礎力)」活用方法について

娘の成績は「算数>国語」という感じであり、国語の成績は読解問題の文章との相性によって大きくブレます。どのくらいブレるかというと偏差値30台~60台という感じです。したがって、娘の国語の成績を上げる且つ文章に関係なく安定させるというのが喫緊の課題となっています。

国語がナチュラルにできる人というのは一定数いますが、残念ながら娘はそのタイプではありません。私は国語という科目は「語彙力+論理的思考」で攻略できると考えています。特に「論理的思考」には方法論があり、その方法論を体得すれば必ず再現性(つまり誰もが同じ答えに帰着)のある正解にたどり着けるものだと理解しています。「こういう解釈もできるよね」という事は無いと思います。正解とは別の答えになるのであれば、そこには必ずどこかに論理のほころびがあります。例えば、算数の植木算の問題があるとして「これが正解だけど、こういう考え方で別の答えもあり得るよね」とはならないと思います。。だとしたら、それは問題作成者の完全なるミスになります。したがって、国語においても植木算を解くかの如く記述問題や選択肢問題(というか根本的に「どのようなこと」「なぜ」「気持ち」を聞かれているという意味では記述するか選択するかの違いだけですので同じかと思います。)を正解させるための方法論を身につけさせたいと考えています。

サピックスの三年生国語では、主に物語文を読んでいくつかの選択肢や記述問題に答えるというもので特段正解をするための技術的な指導は無かったと思っています。どちらかというと「とにかく書いてみよう」というところに主眼が置かれていたような気がします。しかし、新四年生になり国語は「国語A」と「国語B」に分かれました。国語Aでは主に「漢字・語彙・読解テクニック」を学び国語Bでは従来通り「記述方法」を主に学びます。サピックス側も言っているように、家庭学習での優先度合は国語A > 国語Bということで、国語の基礎トレーニングに重きが置かれています。

私もサピックスの考え方には大いに賛成でして、特に国語が得意でない娘には徹底的に国語Aを毎週使い倒してもらっています。ここからは我が家の国語Aの活用方法について共有します。

「コトノハ」については、スキャンして取り込んだものをpdf上で編集します。具体的には文章でこの単語や言い回しは使えるようになってほしいというものをマスキングしてしまいます。問題を解くのはもちろんのこと、文章の中でマスキングした単語や言い回しについても使いこなせるまで何度もやらせています。こちらの単元で学習する語彙量は1週間という時間軸のなかでは非常に限定的ですので、我が家では別途「必須語彙2800」というテキストを使って文章中で使われる実践的な語彙力の強化をはかっています。

「読解メソッド」は、その名の通り論理的思考のテクニックを学ぶ単元になります。特に、「今日の発見」で取り上げられるテーマがこの単元で学ぶべきテクニックになります。「読解メソッド」は表面が文章、裏面が読み解くうえでの論理的思考過程が記述されています。我が家ではこの論理的思考過程を何度も何度も娘に説明させています。毎週1テーマという構成になっていますが、我が家的にはこれを限界まで深堀していますのでちょうどいいです。逆に何テーマもあると娘にはtoo muchかなと思ってます(笑)

「漢字」については問題化されているところ以外にも例文の中にある熟語も含めて、その漢字が使われる様々な単語について深堀を進めています。知ってる漢字の組み合わせでも意外に書けないということが往々にしてありますので、しっかりやってます。

算数と違い、長文読解に必要な論理的思考テクニックは非常に普遍的なものです。おそらくその先の大学受験における現代文についても応用できると考えておりますので、この1年でしっかりと腕を磨いていってほしいです。

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