サピックスの4年生理科の問題量が多い件について
他の方々のブログでは理科の分量が多いという事に関する記載が色々とありましたので、事前にはある程度覚悟してました。が、実際に新四年生が始まってみて理科の分量を見てみると確かに多い印象があります。
理科という科目は昆虫や植物、天体の種類や名前などを覚える知識の蓄えも重要ですが、それ以上に「目の前で起きている現象」の根本的な仕組みについて理解する事が重要だと考えています。「磁力とは何か?」「そもそもなぜ電流を流すと磁力が発生するのか?」と言った根本的な問いに対する理解をきちんとしておかないと、それを利用した身の回りのものである「モーター」や「ブレーカー」の仕組みについて理解する事がままならず、とりあえず「モーターは電磁石の磁極を変えられる仕組みを利用している」と覚えてしまい、いざモーターに関する初見の問題と対峙した時に問題が解けなくなってしまいます。親としてもそれらの事を天才でもないごく普通の小学生にわかりやすく教えなければいけませんので、娘に隠れて必死で分かりやすい教え方を探しまくったりしています(笑)
さて、サピックスの理科の問題は毎日実施する「デイリーステップ」という小問題に加えて、練習問題が6問(小問含めると全部で30-40問程度でしょうか)に加えて発展問題が1問(小問含めると5-7問くらいでしょうか)あります。デイリーステップについては問答無用で毎日(授業当日除く)やる必要がありますが、練習問題や発展問題についてはマストではありません。問題量としては多いかなと思いますが、実際に練習問題をよく見てみると上記の現象の根底にある仕組みについてひたすらいろいろな角度から聞いてくるという意味では難しくはないというのが私の印象です。したがって、今後理科を得点源にしていくためにも次回の理科の授業の前日までには全ての問題を解ききった方が良いというのが現段階での私の考えになっています。
我が家では、あえて一度にやらせずに毎日デイリーステップ1回分&練習問題1回分という形で問題演習にあたらせています。根本の仕組みに対する理解がおぼつかない授業翌日、翌々日あたりは問題演習に非常に手間取りますが、演習をこなすにしたがって徐々に負荷が減っていくという感じです。聞いてくる問題の本質は同じ現象についての事なので、いろいろな角度の問題を解けば解くほど理解が強化されていくのがわかります。ちょっとやってはインターバルを置いて、塗装を塗り重ねるように毎日少しずつ進める方が娘には効果的だという感じです。
ですので、確かに分量が多く毎週大変だなぁと思う部分もありますが、個人的には各単元をしっかり理解するにはちょうどいい量なのではないかと思いました。ただし、理科に費やす時間は現時点では限定的にすべきだとは思います(どんなに長くても1日30分くらいまで)ので、今後さらに時間がかかってくるようなことがあれば分量を減らすなどの施策が必要になる可能性はあるかと思います。
娘には理科の学習にあたっては「そもそもなぜ?」という視点を今後も持ち続けて欲しいと思います。
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